書評:「関係の空気」 「場の空気」(冷泉 彰彦)

今回は「「関係の空気」 「場の空気」」を読みました。


他書でおすすめとしてあったので読んでみたのがきっかけです。



本書は日本の会社、学校、人間関係、政治などのあらゆる場面を「空気」で説明しようとしたものです。
で、その根本原因は空気に支配されて、会話をうやむやにしてやりとりをすること。
著者は解決方法として、すべての場面(学校教育)でも「です」「ます」を基本としたコミュニケーションをすることを提唱しています。



・・・。


いわゆる、堅い本で娯楽性はありません。
(読みにくいというか、独特な雰囲気があり、始終説教をされている感覚になります。)

著者は何をもってかはわかりませんが、自分の空気の分析がすばらしい視点であり、この視点で分析をしないから世の中の間違った判断になると自負しています。

なんでもかんでも、空気の視点でまとめようとしますから、無理が生じていると思うのはぼくだけでしょうか。




読み終わってから、思うのですが、

「いったい誰をターゲットに執筆されたものなのか」

ということ。

表紙に「なぜ上司と部下は話が通じないのか」とありますが、本書を読んでも解決しないと思います。
ので、そうした人間関係が良好になる類のものではありません。

どちらかというと、日本語という言語に焦点を当てた本であり、日本語の持つ文化的側面について著者の考えをまとめた本です。
ビジネスパーソンからすると、教養を広めましょう、という感覚の本だと思います。


まあ、そういうことで、正直、ぼくの立場からすると「ぽかーん」でした。
(著者からすれば、ぼくのような若者がいるから、空気がおかしくなる、日本がおかしくなるということでしょうか)