書評:性格は捨てられる(心屋 仁之助)

今回は「性格は捨てられる(心屋 仁之助)」を読みました。


著者の主張は

変えられるのが「性格」、変わらないのが「個性」ということで、変えられないと思っている性格を変えられるように、セルフセラピーができる本になっています。



本書はNLPが元になっているようで、ちょっとだけ独特の雰囲気があります。
性格は「パート」と呼び、その時々で出たり出なかったりするものであり、変えられる。
また、今の性格は、過去の自分が必要であったものだが、今の自分には必要ないものもあるとのこと。

ですので、大勢の前で笑われたなどの印象的な出来事が性格を形作っていることがあります。
が、現在の自分に必要かどうかは考える必要があるわけです。


パート(性格)には自分は嫌だと思っていても、心の奥底では肯定的な意味があります。
引っ込み思案な性格は、そのおかげで恥ずかしい目に合わずにすんでいるという肯定的な意味があります。

もしも、あなたが性格を変えたいのであれば、現在不満に思っている性格がどういう肯定的な意図を持っているのかを見極めて上げる必要があります。




根本的な原因は他人にあるのではなく、自分の中に隠れており、それに気づくこと。
セラピーに来る人の大半は、他人を変えたい、コントロールしたいのだそうです。
それは無理な話であり、実は自分が変わることで他人が変わっていくのが本来のあるべき姿。


そして、自分の性格のせいにして、◯◯できないと嘆くのではなく、◯◯できると肯定的に考える習慣が必要です。

前半はそうした理論的な話で、後半はどのようにして性格を変えられるかというセルフセラピーとなっています。
性格のことは最近オーディオブックで聞いたアドラー心理学と同じですね。

性格は自分がそうしたいから選んでいて、不可抗力でもなんでもないわけです。
「変えたいのに変えられない」と嘆く人は、ないものねだりをしているか、実は変える努力をしていない人。
結局のところ、行動しなければ何も変わらないんですよね。


そもそも、そうした自分と向き合うといいますか、「今の自分でいいじゃん」と認めてあげることが大事だと思います。


自分の性格がどうしても嫌だ、人生に行き詰まっている方にはヒントになる一冊です。
では!