書評:7つの心のブレーキを外せばうまくいく「すぐやる」習慣(古川武士)

今回は「7つの心のブレーキを外せばうまくいく「すぐやる」習慣(古川武士)」を読みました。
習慣化コンサルタントの古川さんの本です。前書もすごくよくて、本書を図書館で借りるために1年近く待ちました。
参考 → 早起きの習慣を身につけるコツ~30日で人生を変える「続ける」習慣

本書のテーマは「すぐやる」です。
かなりギクッとしてしまいますよね。日々、後回しの連続であったりして・・・。

古川さんは、先延ばしは習慣であると述べ、そこには感情のブレーキが存在し、この心のブレーキを外せば、すぐやる人になれると本書で説いています。
本書のすばらしいところは、7つの心のブレーキ、めんどくさい、失敗が怖い、時間がない、嫌われたくない、つらい、自信がない、後悔したくないについて、どのように取り組めば改善していけるのかをわかりやすく、再現性があるように書いてある点です。



1.すぐやるために必要なこと

すぐやる人になるためには、心理的負荷を下げること、行動意欲を高めることの2つのアプローチが必要です。
心理的負荷を下げるためには、チャンクダウン(具体化する)とベビーステップで始めることが大事。
行動意欲を高めるためには、行動するための強力な理由、つまり骨太の理由が必要となります。その切り口として、危機感、快感、期待感から導くとうまくいきます。
(本書ではすぐやる人になるため、この3つの指針をどのようにして取り入れ改善するか、21の事例をもとに解説してあります。)


そう・・・どうして先延ばしにしているかを具体的に考えてなかったのも原因だと思うんですよ。
この原因さえわかれば、すぐやれるようになる気がします。


2.大事な要素

本書を読んで感じたことは、まず完璧主義を捨てることです。

完璧はとてもハードルが高い上に、時間もかかり、成功か失敗かだけで判断してしまうようになります。
それが失敗を恐れさせ、とりかかる恐怖を植え付けていきます。

だからこそ、行動しながらよりよくしていく、実験してみる感覚といったものが必要になりますし、その時の最善であったらよしとする発想がいりますよね。


次に、とりあえず少しだけやること。

車と同じで人間は動き出しに一番エネルギーが必要です。とりかからずに放置すればするほど、ますますエネルギーが必要にもなるのです。
だから、「5分だけやろう」「資料を少しだけ読んでみよう」程度でまず動く習慣が大事。


そして、主体性を発揮すること。

自分の人生を自分でコントロールする感覚がないと、何事もできないわけです。
先延ばしにすると、締め切りは必要性に追われ仕方なくやるわけで、これは受け身な生き方です。

そう、つまり、すぐやるというのは、自分で物事を管理することになるわけですよね。

終わりに

ここ1,2年ですぐやる習慣ができてきました。そうすると感覚的に「締め切りや催促から追われる生活」から「仕事を迎え撃つ生活」に変化します。
心理的負担感も少なくなりますし、職場での評価も上がります。
読みながら、本書に書いてあるとおりだなと思うし、こうやって考えたらもっと改善できるかも、というヒントが満載でした。

後延ばしや仕事の締め切りに追われている人にはおすすめの1冊です。