チョコレートグラミーの選び方から繁殖まで(まとめ記事)

記事を書いている現在でチョコレートグラミーの飼育を始めて1年1ヶ月経過しました。
その間、チョコレートグラミーを飛び出し以外で死なせることなく、何度も産卵しています。
ただ、生まれた稚魚をうまく育てるのがなかなかうまくいっていませんが、ある程度の数は大きくなりそうです。

ここでは、チョコレートグラミーをどのように飼育したのか、産卵のポイントなどもまとめます。
なお、ブログの育成記事まとめたのがこちらに↓なりますので、参考になればと思います。
チョコレートグラミー育成ログ



チョコレートグラミーの買い方・選び方

チョコレートグラミーの飼育について、調べてみると、すべてワイルド個体で海外からの輸入です。
輸入の時のダメージですぐに死んでしまう。

というのが定説でしたが、今は輸入状態が改善され、状態がいい個体が手に入るようになり、それに伴い、飼いやすく落ちにくくなったようです。

チョコレートグラミー

つまり、初期状態がいいものにこだわるとうまくいくはず。
そのための答えは、

・1~2週間トリートメントしてくれるお店が買う

が近道です。
入荷して一番怖いのはコショウ病のようです。
その有無をたしかめ、輸送のダメージから回復が理想的。

お店によっては「入荷したらすぐに取りに来てくれ」と言いますが、そのお店は「魚のトリートメントに自信がない」「状態のいい魚を飼ってもらうよりも利益を重視している」ようにしか思えません。
自分の所では、トリートメントしてくれるショップを1店しかありません。
もちろん、アルタムエンゼルもトリートメントしてから販売してくれます。

それかチャームで購入するのが安心です。
ちょっと高いですが、初期状態はばっちりです。

チャームで販売↓



うちにいるのはトリートメント個体を7匹ほど購入しました。

水槽づくり

いろいろと調べた結果、繁殖までを考えると、

  1. ろ過を十分に効かせること
  2. 単種で複数匹飼育する
  3. 隠れ家をつくる
  4. pHを低く保つ
  5. 産卵場所を確保する

が大事だと。それぞれ解説していきます。

1.ろ過を十分に効かせること

チョコレートグラミーが落ちる原因は、水質を適切に維持できないことにあるようです。
ので、過ろ過が基本と考え、スペースと水槽状況的に30cmキューブ水槽を採用する予定だったので、60cm水槽で使用するエーハイム2213を使います。
そして、それだけでは足りないということで、うちの最強ろ過と自称している、エーハイム外部直結底面フィルターを採用。

底面がろ材になり、それをさらにエーハイム2213でろ過する仕組みです。
作り方は下記リンクを参考にしてください。

ろ過の決定版! エーハイム外部直結底面フィルターの設置から運用維持まで

最低でもこの2つはいります。





あとは、水流を殺すADAのポピーグラスがあるといいですね。

2.単種で複数匹飼育する

熱帯魚たちは基本的、同種間でのみ争いをしますので、他の魚がいてもいいんでしょうが、他種がいると落ち着いて産卵できないとか、産卵した卵を食べられてしまうとか、水槽内の上下関係でえさにありつけないとか・・・もろもろを考えると、繁殖のためには単独種でやる方がよいと思われます。

匹数ですが、なぜ7匹にしたのか。
個人的には最小3匹から可能だと思われます。
オスメスがわからない、何匹かは落ちる、相性がある、小さいのでたくさん入る、1匹300円で安いことを考えると7匹でいっか。

となりました。

3.隠れ家をつくる

チョコレートグラミーの記事でよく見るのは、いじめです。
上下関係がくっきりと出て、下位のチョコグラがいじめられ、調子を崩し病気になって落ちてしまい。
それが繰り返される。

とのことで、水草を入れることで、隠れ家、逃げ場を作ってやろうということです。
ということで、初期状態はドワーフエイクホルニアになりこんな感じです。

チョコレートグラミーと水槽

のちに、pHの関係でウォーターウィステリアとなりました。



とともに、二酸化炭素の添加も必要です。pHも下がりますし。
これが添加量も簡単に調整できてよかったです。場所取りませんし。



4.pHを低く保つ

チョコレートグラミーが住んでいる水はpHが5とか、熱帯魚では強めの酸性の水です。
ですので、ほとんどの方がピートモスでブラックウォーターで飼育されていますが、

ブラックウォーターの作り方しらねえ・・・

ってわけで、底面ろ過の関係もあり

ソイルでいく!

というわけです。初期はビーシュリンプを飼っていたので、
プラチナソイル使用でした。pH6程度になりました。



これで十分だったのですが、このpHで産卵するのか、いいのか・・・?
自問自答する中で見つけたのが、プロジェクトソイル プレミア5.2です。
メリットは、

・pHを5.2に長期キープしてくれる
・底面フィルターでの使用を推奨している(むしろ、メーカーが自信を持っている)
・崩れにくい、吸着系


といことです。それほど高くないです。



測定してみると、pHはたしかに5.2あたりになりました。


5.産卵場所を確保する

チョコレートグラミーについて色々知っていくと、たしかに強い弱いの上下関係があり、おそらく一番強いオスメスがまず産卵するのだと考えられます。
そのための産卵床を考えると、つぼ型シェルターにいきつきました。



試してみると、いい感じでペアっぽいのが出入りしたり、産卵し卵をくわえたオスが隠れ家として使っています。
そして、そこにいるのを誰も邪魔しないので、おそらく上位のオスメスと思われます。


チョコレートグラミーを育てる

基本的なことは以下のとおりです。
・水換えは1週間に1回、1/3程度
・えさは赤虫(なんでも食べる)↓


チョコレートグラミーと赤虫

ということで手がかかりません。。。
普通の熱帯魚と同じですね

喧嘩・いじめの方ですが、うちでは全くなくて本当に平和そのものです。
1年間全くなく、若干の場所取りはありますが、気にならない程度です。

水草はひどい時には、こんな感じになってました。
やりすぎ 笑

チョコレートグラミーとドワーフエイクホルニア
あとは、

・ソイルの状態を確認
・コケの生え方を注意する


ぐらいでしょうか。
茶ゴケはいいのですが、他のコケが生え出すと個人的には水質バランスが崩れてきていると思います。
黒ひげはどうしても生えてきますが、それが繁茂するのも水質が悪くなっていると思っています。


産卵させるために

初めて飼育するので、何が正解かは正直わかりません。
万全の体制で望むだけです。
やったことをあげておきます。

  1. いつ産卵するのかを考える
  2. ミネラルを補充する
  3. メタボに気をつける

以下、解説していきます。

1.いつ産卵するのかを考える

熱帯魚はいつ産卵するのか。
アルタムエンゼルは夏季に幼魚が輸入されます。
これと同じで、チョコレートグラミーにも産卵時期があると考えられます。

他のブログ情報、入荷個体の大きさを考えると、おそらく初冬~初春が産卵期です。
そこに向けて準備をするのがいいはず。

ん? 1月導入ってことは・・・1年は飼わないといけない計算に!!
ひええ。。。

2.ミネラルを補充する

産卵をするためには栄養が充足されることが必要で、赤虫を上げている関係上、必須ミネラル・金属が不足すると考えられます。
ので、途中からテトラバイタルを水換えのたびに少量入れていました。

いいかどうかはわかりませんが、あの液体の黄色さを見ると入れる効果はありそうです。





3.メタボに気をつける

行きつけのアクアショップで立ち読みさせてもらったんですが、今は絶版され、アクアブリード界でのカリスマ東博司さんの熱帯魚繁殖大鑑(←Amazonで中古で買えます。定価は2万円)に書いてあったのが、

えさのあげ過ぎによる内臓脂肪で、生殖器官等が圧迫されて機能不全に陥っている個体が多い

とのこと。これには衝撃を受けました。
内臓脂肪のあの白い写真を見たら本当にショックですよ。

自分の結論ですが、魚えさをあげえると嬉しそうに食べ成長しますが、特に人工飼料を過剰にあげると内側に内臓脂肪がついて大きくなっているように見えるだけです。
人間が太るのと同じ。
魚の内側はスペースが限られており、内臓が場所をとると、生殖機能に支障をきたしてしまうのです。
えさは人工飼料よりも、生き餌と呼ばれる動物系がいいと思われ、冷凍アカムシをあげています。

チョコレートグラミー
あなたの家で繁殖しない魚たちは、もしかしたらメタボなのかもしれません。

ついでに。
ショップで見かける大きなエンゼルフィッシュ。
大きくて立派かと思えば、ぶくぶく太ってませんか?
あれがおそらく内臓脂肪です。

うちのは幸い、大きくなりましたがスリムできれいな体型です。
えさやりもスキルなのですね。

産卵、隔離、吐き出し

10月が過ぎれば、いよいよ産卵期です。
水質の維持をがんばるのが基本です。
(残念なことに3匹も飛び出してしまいました。。。ので、成熟個体は4匹でがんばってます。3匹は追加購入だけど未成熟のような・・・)

観察すると、うちでは赤系個体がオス、青系個体がメスでした。
オスメスの見分け、産卵前の様子について気づいたこと↓

  1. オスは下あごのラインが丸い
  2. メスのほうが少し大きい
  3. オスがメスを追いかけ、フィンスプレッドする
  4. お気に入りのメスに近づく個体をオスは追い払う


記事にしたので、こちらを参考にしてください↓

チョコレートグラミーの求愛(産卵の前段階)についてわかったこと

チョコレートグラミーのメス

しばらくすると・・・

気づけば産卵!

卵をくわえたチョコレートグラミー

つぼ型シェルターの中でずっといました。
えさのときにも出て来ません。
水面に出てきて空気を吸う以外は奥に引っ込んでいます。

そうしたら、サテライトに隔離します。




そして、稚魚が流れないようにサテライトグレードアップツールが必須です。



隔離すると異常ににおとなしいですし、赤虫をあげても食べません。
(口の中に卵が入っているからね。)

卵をくわえたチョコレートグラミー

隔離するときに、チョコレートグラミーは異常に暴れますので・・・そっと取れるといいですね。
でないと卵を吐きますから↓

チョコレートグラミーの卵

2週間以上待ちます・・・。
サテライトは冬季で温度が下がるので注意が必要です。

この温度が吐き出し時間に影響すると思いますので、26℃でキープできるといいような気がします。
なお、状態がいいと2匹目、3匹目と卵をくわえるので、チョコレートグラミーたちを仕切りなしでサテライトLに入れていきます。
喧嘩しませんし、吐き出した稚魚食べません
(口の中に卵を持っているので)

初めての時は16日かかりましたが、サテライト内に黒いものが浮いている・・・

稚魚じゃ!!

チョコレートグラミーの稚魚


近くで見るとこんな感じです。

チョコレートグラミーの稚魚

ブラインシュリンプの管理

稚魚が出てきたらブラインシュリンプをあげていきますが、うちでの管理の方法を書いておきます。

1.塩水をつくる

塩水は2~3%と説明書に書いてありますので、ペットボトルに一気に作ります。
間をとって2.5%で作っています、1.5Lなら塩が38g、2Lなら塩が50g
計りがあれば一気に計ってポリ袋に入れておくといいですよ↓

ブラインシュリンプ用の塩たち

2.ブラインシュリンプを沸かす

うちで使用しているブラインシュリンプはこれです。
容器が細長くなくて、計量スプーンもついて使いやすいです。(テトラのは意味不明に袋が長いので使いづらい・・・)





色々やった結果、ブラインシュリンプを沸かすのに100均のタッパが使いやすかったです。
塩水入れて、ブラインシュリンプを入れるだけ。
室温によって沸く時間が違うので、冬季は2日くらいかかりますので、タッパは2つ(稚魚が多いので3つやってますが)は入ります。

↓左は新しい、右は1日前のやつでブラインシュリンプが湧いてます。

ブラインシュリンプの沸かし容器
使用したら右のやつは新しい塩水とブラインシュリンプエッグを入れます。

3.ブラインシュリンプをあげる

光に集まる習性を利用して、iPhoneのライトでタッパの一部を明るくし、集まったブラインを中和した水を入れたビーカーに移します。
そして、ビーカーに光を当て集めて水槽に入れます。
ビーカーを使うと面倒ですが、一番のメリットは、水槽に塩を極力入れないようにできることです。

他のやり方もありますが、自分に合うやり方はこれでした。

ブラインや稚魚ををすくうのには、ピペットが便利ですよ。

ビーカーもあると便利です。
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容量は用途に応じて。500mlはブライン用、300mlは赤虫用で使っています。
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稚魚を育てる

こんな記事を偉そうに書いていますが、稚魚の育成が本当に難しい・・・。
ダメだったケースを挙げておきます。

  1. サテライトで育てる(水流か・・・)
  2. タッパで育てる(水が悪くなる)

でしたので、今は違う水槽(レヨマン(オーバーフロー水槽))で育てていますが、それでも落ちます。
ポイントは

水流を殺し、えさが食べやすく、水質が一定

ということだと思いますので、親水槽に、産卵箱のネットタイプをつけるのが一番だと思います。


ただ、ネックなのは、ブラインによる水槽の汚れが親水槽に入ってしまうことですが・・・

ブラインシュリンプを与えていくと、成長していきます。
22日目

チョコレートグラミーの稚魚22日目



38日目。
チョコレートグラミーらしくなってきました。

チョコレートグラミーの稚魚38日目


58日目。
ずいぶん大きくなって来ました。
ここまで来るとなかなか落ちないでしょう。

チョコレートグラミーの稚魚58日目


88日目。
この辺まで大きくなるとえさはアルテミアに変更でよさそうです。

88日目のチョコレートグラミーの稚魚
アルテミアはブラインシュリンプを飼料にしたものです。




終わりに

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
かなり打つのに苦労しましたが、チョコレートグラミーの育成から繁殖までのポイント等が伝わったのではないかと思います。
昔で言うと大変だったのですが、今ではきっとそんなに思った以上ではないはずです。

維持管理に関してもかかる手間は普通の熱帯魚と同じですので、興味があれば飼ってみてください。




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