書評:図解・ベイズ統計「超」入門 あいまいなデータから未来を予測する技術

勝間さんの本で紹介されていた今、注目されている統計がベイズ統計です。
今回はその入門的な1冊「図解・ベイズ統計「超」入門 あいまいなデータから未来を予測する技術 」を読みました。

なぜ、入門かというと、中はフルカラーで、漫画絵と図が挿入されてあり、読み進めるのが苦じゃないからです。
式は複雑ですが、わかりやすく説明がされてあります。



ベイズ統計の面白いのは、原因と結果、事後と事前での確率変動など、様々な分野に応用が効くということです。
卒業論文では統計分析を行いましたが、ベイズ統計のような考え方は一切なかったですね。

ベイズ統計がへぇ~と思う問題を本から抜粋します。「モンティ・ホール問題」というやつです。

いま、3つのドアA、B、Cがあり、そのうちどれか1つに賞金が隠されている。
回答者は1つのドアを選択し、賞金のあるドアを当てれば、賞金がもらえるとする。
最初に回答者はドアAを選んだとする。すると、正解を知っている出題者は、BとCのドアのうち、賞金のないほうのドア(ここではCとする)を開け、回答者に「ドアAのままにするか、ドアBに変更するか」の判断を求める。

回答者は変更するのが得か、損か?



という問題です。



みなさんはどう考えますか?



ベイズ統計を知らないと、考えられない問題です。。。
ぼくが考えていたのは、どのドアも確率は1/3だから、それが2つになって、1/2の確率になって、どちらを選んでも同じ。


でしたが、



これは違います。

Bは違う、という結果があるので、確率が変わるのです。
考え方的には、

A、B、Cで賞金にあたる確率は1/3ずつと考え、Aは1/3、BかCであたる確率は2/3。
でも、ドアCはハズレなので、Bが当たる確率は2/3となり、AよりもBを選ぶほうが確率的には2倍となります。

この結果はベイズ統計の計算によって出るわけです。
他にも「天気予報の問題」「難病Xの疑い」「好き嫌いの確率」「チョコの問題」など、様々な分野のことを例に、ベイズ統計について開設してくれます。
迷惑メールフィルターにも使われているようです。


ベイズ統計というのは面白い統計学です。ただ、実際の生活で自分が使うかは別ですが・・・。事前の確率がわかることで、事後の確率が変わるというのは「へえぇ」でしたね。
興味がある人は入門書として最適ですよ。では!