書評:読書進化論(勝間和代)~いくらネットが普及しても、やっぱり本ですね

勝間和代さんの固め読みを始めています。
参考 → 書評:人生確率論のススメ(勝間和代)~これはあたり本でした

今回は「読書進化論(勝間和代)」です。

勝間さんの本はハズレがないですね。
本当に学びになることが多く書かれてあって、文章も読みやすい。
読んでいると「自分はこの発見があった」「こういうことを知ると便利だろう」的な読者目線で書かれてあるように思うんですね。

ここの部分で、他の自己啓発系の本とは圧倒的な差があると思いますし、本ごとにテーマを変えているので「また同じか・・・」という本がありません。
さて、読書メモをシェアします。


読書メモ

インターネットはピンポイントの情報には便利なツールだが、一般的にこういうことを幅広く知りたい場合にはあまり役に立たない。本のほうが優れいてる

本ほど人生の疑似体験ができる身近なツールは他にない
時間を投資したものにはついては、何らかの形で回収するべき
 → 読書は読んでおしまいではだめ
  → 読んだ本の成果は仕事や生活で活用するべき(活性化)
   → 努力が報われる環境を構築することが課題

本の価値は基本的に「編集力」にある
 → 編集され、読みやすいフォーマット
 → ネットや友人の話より質が低い本は用なし
  → 読むのは時間の無駄

書店サーフィンとネットサーフィンではどちらが情報の質が上か、効率が高いかを考える

翻訳書は、企画の分母が圧倒的に大きい中から選ばれているので、良書が多い

マスターしたいことはそのテーマの本を10冊読め
 → 人の体験でも、読書により自分が体験したような意識になる
  → アイディアも出る、自分から動けるようになる

本を読む時に目的意識を持っているといないとでは、まったく読書の時間効率が違う
 → 検討課題を設定しない会議のようなもの
  → 読書は、その著者とどういう話がしたいか、何を質問したいかの意識を持つ

本を手にしたら、帯、目次、はじめに、おわりにをざっと読む
 → 本の構造とメインのテーマを理解する
  → フレームワークがはっきりしない本は読みにくい

「イマイチ」と感じる本は、著者のフレームワークをすでに自分が持っている、もしくはうまく言葉になっていない
 → 関わらないほうが時間を無駄にしない
良書は、読書体験や経験、読む時期によって違う



読書レベル
1.初級
 緩急をつけずに頭から最後まで読む
2.中級
 目次から構造を把握し、自分のペースで緩急をつけて読む
3.上級
 全体を把握した上で、自分が必要とするところをスキャニングして探しだせる

フォトリーディング的な読み方をすると、20%の時間で内容の80%くらいを補足できる
 → きちんと1冊読む時間で、類似の5冊を読んだほうが、詳しく広範に学べる

本は学術書以外は、ある意味、著者の「与太話」「経験談」にすぎない。
 → 証拠や再現性がない
  → 好奇心と健全な疑いを持ちつつ、調べたり、体感することが大事

メールの練習:最初の2~3行に相手の心を捉える文章がある
文章スキルは「難しいことはわかりやすく」「わかりやすいことは面白く」「面白いことは深く」
1.「自分の事例」「アンソロジー形式」を利用して親しみを持たせる
 → 具体的には、、、というときには自分の事例を使うのがコミュニケーション上、いちばん効果的
  → ブログを読む目的は著者の疑似体験
2.「役立つフレーズ」を必ず入れ、読書だけに体験を閉じない
3.「共通体験」や「流通していることば」を使って行動を促す
 → 共通体験である学校の勉強の話にまで引き戻すと誰にでもわかりやすくなる
  → いかに共通体験に引き戻して、著者の体験を再体験できるようにするか
 → 感情的なところへ訴えかけるちょっとした言い回しやキーワードも効果的
 → 「読者がアクションを起こしたくなる書き方」は、現状認識 → 目標値 → あるべき姿を認識させる → 現状と目標のギャップ → 埋めたい欲求 → 目標のためのスモールステップ
 → 「やったらいい」より「やったかやらないかの差ですよ」
4.「コンテンツ力」と「編集力」で進化していく
 → ひたすらに訓練を重ね「突き抜け感」を経験する

進化とは、突然変異ではなく、徐々に積み重ねた技術や労力が一定水準を超えた時に始まるもの

ブログを書くことと、本を出すことの差は、音楽でいえば、インディーズと大手レーベルの差。
書くことは、いろいろな形で自分の影響力を拡大し、発展させることができる
大事なことは「この作品がいい」という声で新規のファンが広がっていくこと
書く努力の5倍、売る努力をする

終わりに

Kindleが自費出版が無料で可能になり、しかもそれでお金が得られるようになりました。
「ありかも」って思ってましたが、本書を読んではっきりしたのは、結局のところ、本を出すメリットには敵いません

そもそも、本を出すことは世間で市場価値が認められるからです。
自費出版をすることは、ある意味では「世間に価値を認められてないものを強引に出してしまう」やり方であって、その影響力やお金といったものは大したものはないでしょう。
編集もつかないわけですから、下手をすれば「ダメ作家」としてレッテルを貼られて足を引っ張る結果にもなりかねません。

・・・逃げでしょうね


もちろん、Kindleの自費出版を重ね続けていって、世間に認められて出版になる人も出てきますが、
あくまでも「ひたすらに出し続ける」「毎日書き続けた」という努力の積み重ねの結果です。


本を出したいなら、ブログでアウトプットをし、スキルを磨きがんばるのが正当な道であり、正当な努力のような気がします。
その状態で本を出せるから価値があるし、人生のステージが上がるんでしょうね。
そうすると、本を出すためにはずっと努力しかないってこと。

裏ワザってないもんですね。では!
次回 → 書評:お願い!ランキングpresents 勝間和代が選ぶ成功を呼ぶ家電