バターはどこへ溶けた?

まさに、いまさら感が強いのですが、本を色々と買い漁る中で出会ったレビューを辿って、本書に行き着き、中古で安いということもあり購入。

チーズはどこに消えた? のパクリ的な、二匹目のドジョウ的な本ではありますが、書いてある趣旨は全然違います。



30分~1時間程度で読めてしまう本です。
立ち読みで済むような本でもあります。

こんな話


主人公はネコ2匹とキツネ2匹で、好物のバターを巡る寓話です。
バターをなめたい! わけですが、若干胸焼けしそうだな、、、とちょっと入り込めない設定でもあります。

バターを探して、それがなくなってしまう。
さあ、どうする!?

バターとは、単純にお金、名声、権力といった世間の人々が追い求めるものの例として出ています。

チーズの話と違って、ネコ、キツネ―途中からネコも別々の道を歩むのですが、立場が違うものにとってバターとは何だろうか、どう捉えたらいいのかという視点で描かれています。
また、自分にとってのバターは、そして、自分はどのキャラを演じているのかと見直すことが出来ます。

バターはどこへ溶けた?  

バターを追い求めるのか、バターに追われているのか


バターを求めるあまり、そもそもの目的を失ってしまったり、バターがあれば何でもいいんだと思ったり。
バターというものを絶対視あまりに、狭い視野に陥って、バランスの崩れた生活に疑問を持たないようになってませんか。

そう問われている気がします。
著者はビジネスで大成功を収めた後、仏門に入ったそうで、その仏門的な視点で物事を見ているとも言えます。

自分では大事とわかっていても、日々の忙しさで忘れ去ってしまったような・・・そんなものを思い出させてくれる。

バターはどこへ溶けた?

平易に言い換えるなら、

仕事にのめり込み過ぎて、プライベートな部分を犠牲にしていないか
仕事がすべてであっていいのか
お金や名声、出世がそんなに大事であり、最優先すべきことなのか
もっと大事なものは、もっと身近にあるのではないか

と言った問いかけであると。

何に価値を置くべきなのか、ちょっと時間を置いて考えて見るためのいい機会になる本です。
決して、チーズのパクリとかではなく。