書評:完全熟睡マニュアル―聞くだけでぐっすり眠れるCD付き―不眠解消セラピストが教える(桜井直也)

「完全熟睡マニュアル―聞くだけでぐっすり眠れるCD付き―不眠解消セラピストが教える(桜井直也)」を読みました。

不眠でもなんでもないんですが、↓の本がとてもよかったので読んでみました。

書評:人の心を操る技術―マインドリーディングと話し方で交渉もコミュニケーションも上手くいく(桜井直也)


同著者の本は他にはありません。
今回も読書メモでいきます。




1.眠りと無意識

人間は自分の意思で手を握ることはできても、眠ることはできない
眠ることは無意識の領域である。

眠るためには「眠りの天秤」の理解が大事。

片方には「心と体の疲れ」、もう片方の天秤には「直面している問題」が乗っている。
心と体の疲れが重ければ眠れる。
しかし、直面している問題が重ければ眠れない

→ 眠るよりもずっと大切なことがあるから、眠っている場合ではないと無意識が判断し、心配する
 → 直面してる問題について、面と向かって考えることが必要。
  → 根本解決でなくてもいいので、疲れよりも軽くなればいい。




2.禁止と義務、暗示

人間は「禁止」に非常に弱い生き物。
どんなに興味がないことでも「これをやってはいけません」と禁止されると、つい試してみたくなる。
→ ダイエットの「食べちゃいけない」の禁止が「食べなさい」の暗示になる


人間は「義務」にも弱い生き物。
毎日決まった時間に、決まった長さだけ必ずやらなければならないと義務化されると、だんだん嫌になってしまう。


裏の意味と暗示
「キレイに使ってください」とトイレに書いてあると、「キレイに使う」か「キレイに使わない」かの選択をすることになる。
これが「キレイに使っていただき、ありがとうございます」だと、すでに「あなたはこのトイレに使っています」という裏の意味がある。
キレイに使うことが前提になっているので、「キレイに使う」という考えだけがすっと入ってしまう


~ねばならないの罠
「~ねばならない」と思った時点で、自分ではそうでないことを認めてしまっている。そして、思えば思うほど、「がんばってもそうはなれないのだ」という暗示にかかってしまう。
→ タバコを吸わない人は「禁煙しなければならない」とは思わない
→ 仕事が楽しい人は「仕事は楽しくなければならない」とは思わない

つまり、ねばならないと考えれば考える度に、否定的な暗示を強化している




終わりに

眠れない時は、眠ることよりも直面している問題のほうが大切。
これに尽きるかなと思います。
あとは、何気ない日常のくせで、自分に変な暗示にかけてしまっているというのも、納得でした。

紙面を大きく割いているのは、催眠のことです。
どうしても眠れない方のために、自己催眠の方法が書いてあり、催眠状態を経験できるエクササイズも充実しています。
耳で聞いて眠れるCDもついているのも本書の魅力です。

眠れなくて困っている人にはおすすめの一冊です