書評:心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣(長谷部誠)

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なによりも驚きました。めちゃくちゃの大ベストセラーになった「心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣(長谷部誠)」を読みました。
半年で24刷まで行ってますからね。

個人的にはあまり知りませんでしたが。2010年の南アフリカワールドカップのゲームキャプテンを務めた人で、ヨーロッパのリーグで活躍しています。
ベストセラー入りは知っていたのですが、「なんでこの人は本なんて書いたんだろう?」って怪訝に思っていて、手に取らなかった本です。
縁あって読むことになり、なるほどなと思う部分がたくさんありました。




1.キャプテン、リーダーというものを知る

本書を読みながら一貫して伝わってくるのは、長谷部選手が誠実で、勉強家で、クレバーであり、誰にでも敬意を払える懐の深い人だということ。
サッカー界でこれだけ成功しているのに、それを微塵も感じさせない文章には参りましたね。(ゴーストライターがいるのかもしれないけど)

とともに、彼がなぜキャプテンを務めたのかがよくわかりますね。
みんなが熱くなる時ほど自分は冷静に、みんなが攻め上がっているときはカウンターに備えて空いたポジションを埋めるなど、常に全体を見て自分がいかに動くべきを考えています。
リーダーを知るための1冊と言ってもいいと思います。

あとは、長谷部選手がヨーロッパに渡る、ワールドカップでキャプテンを務める時に、どう考えて、どう行動して実践の記録です。
サッカーファンは特に楽しく読めるのかなと思います。
(サッカーファンではない人にはちょっとだけ、読みにくいかな。文字も小さいし。)




2.組織の穴を埋める

一番共感したのは26番目の「組織の穴を埋める。」という項目。
長谷部選手は何かに突出したプレーヤーかというとそうでもなく、案外影が薄い。
フリーキックや突破力を持った選手が目立つわけですが、彼は組織に足りないものを補うことが自分の役目でり、強みであると認識してます。

自分の仕事でのスタンスは近いところがあって、ぐいぐい引っ張っていくタイプというよりも、日陰にいたいタイプです。
でも、日陰にいるからこそ、気づけることがあって、その気づける仕事をこっそりとやりたい。
注目は浴びなくていいので。


そんな縁の下の力持ち的なスタンスだけど、それが彼の魅力であり強み、そしてそれがヨーロッパでも全日本でも評価されたわけです。
目立つことが全てではないと教えてくれますよね




3.迷った時こそ、難しい道を選ぶ。

長谷部選手は高校3年生の時に浦和レッズに誘われたが、自分の実力で大丈夫かどうか迷ったそうです。
大学進学(推薦)も選択肢にはあった。
でも、難しい道を選ぶことして浦和レッズに入った。

それと同じでヨーロッパでサッカーすることも難しい道を選択することだった。
彼いわく、「難しい道ほど自分に多くのものをもたらし、新しい世界が目の前に広がる」と。


妙に納得しました。
まあ、そうなんですよね。易しい道は常にあって、選ぶことができるんですが成長がなくなってしまいます。
仕事の場面でもどちらを選ぶべきか・・・迷います。
割りと易しい道を選んでしまいますが

本書を読んでいると、それでも難しい道を選ぼうって思えてきます。
さて、次の選択肢は・・・?




4.正論を振りかざさない

読みながら、「ああ、ああ、いる、いる!」ってね。
孔子の言葉を引用して「直にして礼なければ即ち絞す」(正義感が強すぎて、真面目すぎると、かえって周囲を絞めつけてしまうという意味)と表現しています。
なるほどなあ。

妙に共感します。
チームプレーだからこそ、実感することでしょうね。
そうならないようにしたいものです。



終わりに

本書は、海外で活躍する長谷部選手が気をつけていることや実践したことをまとめた本と言えばいいですかね。
「へえ、こういうことをしているんだ」と意外な一面を知ることができます。
そうした中で、共感する部分は取り入れたらいいのかなと思いながら。

常に、心を整える習慣を身に着けたいものです。
では。