マンガ「エヴァンゲリオン」完結。14巻の描き下ろし『夏色のエデン」に衝撃が走る!!(ネタバレ注意)+追記

マンガ「エヴァンゲリオン」の最終巻14が発売されました。
これでマンガのエヴァ、貞本エヴァが完結です。

マンガは完結まで20年かかったようです。。。あの時は高校生でしたよ。
その間、色々な苦労やら葛藤やらがあったと思います。
貞本先生、お疲れ様でした。

以下、ネタバレありですので。




まあ、まず表紙にびっくりしました。
雪の中を歩くシンジ。
エヴァの世界に雪が!!



最終回までの展開は、サードインパクト起きて、人がどんどんLCL化して一体化して、、、。

旧劇ではアスカの存在が大きかったですが、マンガは綾波レイの存在の方が大きかったですね。
シンジがレイに言う「あの時の君と僕みたいに」と一瞬だけでも心を通わせられるんじゃないかって。
考えてみればシンジの人生はろくなことがなかった。

母親がいなくなり、父親は自分を遠ざけ、しまいには「母親の愛情を一心に受けるお前が憎かった」と言われる始末。
分かり合えると思った人はどんどん亡くなり、裏切られ。
無理矢理に戦わされ、とんでもです。

でも、そんなこんなを乗り越えて、成長したシンジがマンガではいてよかったなあ。。。
もう20年も関わっていたら、親心に近いね。
あの時には同年代だったのに。

マンガで知るシンジの母親。夏色のエデンでも出てきますが。
ただの天才ではなく、人に愛される、豊かな人だったんですね。
ゲンドウくんもだからこそ、心癒され、惹かれた。


ユイは初号機の中に、自分の意志で取り込まれ、幼き日のシンジに「世界中の人達の幸せをあなたが守るのよ」と言っていた。
ああ、そうだったのか、妙に腑に落ちる瞬間でした。
ゲンドウが考える人類補完計画とユイの考えるものは違ったのか、その辺は謎ですが、ユイは先を見据えているまさに天才だったのでしょうね。


旧劇ではシンジが最後にどうするかを決めるけど、アスカのことは出てこずに、自分のために、世界の人達のために、世界を再生させる。
解釈が違ったらすんませんが。
描写的には、エヴァの世界ではいなかった魚、植物たちが復活したように思えます。



最終話では、シンジが再生させた世界は、ぼくたちが今住んでいるような世界で、
絶望に包まれていたシンジは、生きる希望を胸に持った少年になっています。
アニメ版の最後で、自分が変われば世界も変わる的な終わり方でしたが、それに近い感じでしたね。

父と母に別れを告げたシンジは、親戚のおじさんのところから、東京に受験にきたんですよね。
14歳(中2)から中3になった。
そして、アスカと出会う。量産型エヴァが遺跡として残っている。
でも、どこかで見た気がする・・・。

シンジは思い出さないかもしれないけど、以前の世界で会った時よりも、より分かり合え、いい人間関係を築き、希望に満ちた人生を送ることができるはず。
サードインパクトによって世界の方向性が”負”から”正”に変わったんじゃないかな。
そんな予感をさせる終わり方でした。

よかったなあ。。。


・・・としみじみしていたら、まだページがある。

見ると「夏色のエデン」という書き下ろしが。
1998年のゲンドウとユイの大学時代のお話でした。
そして、そこに出てくる謎の同級生(といっても飛び級で16歳)
名前が出てきませんでしたが、薄々わかってましたよ。

真希波マリでした



来年公開されるシン・エヴァンゲリオンを意識してですかね。
マリは劇中と同じくゲンドウのことを「ゲンドウ君」と呼びますし、あのメガネはユイのメガネだったんですね。
イギリスに研究で行くようですから、ベタにアスカの母親の線が強そうです。

マリも同じように2号機の中に魂が取り込まれてしまったのか。
新劇で出てくるマリは年齢が違うので、クローンかな。もしくは、技術で14歳に若返って、自分の娘アスカを助けるために目論んでいるのかも。
彼女も天才ですからね。
アスカを”姫”と呼ぶのもココらへんの関係ですね。

というわけで、新劇中でマリが「昭和の歌を歌う理由」「ゲンドウ君と呼ぶ理由」「自分の目的ために動いているという発言」もわかった気がします。
シンの方では、アスカも何らかの方法で救ってもらえるのかなと期待しながら。


予想以上によい終わり方で幸せを噛みしめながら。では


マンガを読み返したので、追記。

読み返してみると、ゲンドウはユイと再会できました。
ゲンドウは憎んでいたシンジの生まれた時を思い出し、愛することを思い出しましたね。
あそこで死んだのか、それともユイと一緒になり、エヴァの中からシンジを見守ることにしたのか。

後者かなと思ってます。
すべての人類を滅ぼそうとしたゲンドウも、ユイとの邂逅を経て、世界が再生することを望んだはず。
ここにも一つの幸せがありますね。

なんだかんだで、エヴァは赤い海を脱し、いろんな人に希望を与えた、つまりハッピーエンドですね。
となると映画版がやっぱり気になるなあ。