LOST シーズン6 ネタバレ感想(というか、全シーズンを通して)

LOST終わりました。
全121話とかなりの長編でしたが、

最後まで楽しく見ることが出来ました

さて、以下ネタバレしますんで。



1.どこまでが現実なのか

この手の不可思議な物語で、一番卑怯な手は「夢オチ」です。
そうであれば、物語の矛盾や設定を解決しなくてもいいわけで。

極端な話、LOSTの物語は815に乗った誰かが見た夢であってもいいわけですし、水爆によって未来を変えた時に見たと言ってもいいわけです。
だから、どこからどの話が現実の延長線かというところが気になるところです。
いろんなサイトを見ましたが、このサイトが一番支持するソースです

AXN – 海外ドラマチャンネル|LOST

シーズン1の1話からHPを追ってみようと思っています。
で、自分的な結論は、

島での出来事はすべて起こったこと

だから、1977年に水爆うんぬんの話もありましたが、ダニエルが変えようとしていた未来はなくて、実際にそれらも起こったこと。
未来は変わらなかった。
そして、2007年にジャックがジェイコブを引き継ぎ、さらにそれをハーリーが引き継ぐ。
アジラ航空で脱出するのも本当だし、ジャックはあそこで死んでしまう。

というのも、DVDボックスには特典映像があるようで、Youtubeで見ることができます。




島の守護者となったハーリーは、不思議な能力を持つウォルトをおそらく後継者とするわけですね。
ハーリー、ベン、ウォルトの3人で島の安定をはかるということ。

LOSTシーズン全話をタイムラインに並べてありますので見たら頭が整理できますよ
→ AXN – 海外ドラマチャンネル|LOST



2.FSWとは

FSWの話は、島で墜落し死んでしまった人たちが作り上げた世界です。
ここは現実ではなくて、みんなが死んだ後に開いた同窓会のようなものかなと。
時間という概念がないので、昔死のうが、未来で死のうが関係ない世界。

クリスチャンは最後に扉の向こうにいきますが、そこは天国なのかもしれませんし、楽園であるという説もあります。
マイケルがいないのは島に地縛霊で取り残されているらしい。(もしくは地獄に行ったとか・・・)

ベンは教会に入っていくのを拒否していますが、アレックスに償いをしたい、時間を共有したいという未練があるから。
エロイーズはFSWを知っている人間の一人ですが、おそらくダニエルとまだ時間を過ごしたいからこそ、ダニエルを起こすなとデズモンドに言うんでしょうね。
デズモンドは未来を見る能力で、FSWのことを見たはずです。だから、煙(黒服? 偽ロック?)も恐ろしくなかったし、やるべきことがわかっていた。

ジャックに子どもいないのに、出てきたデイヴィッドは、親子間がうまくいかなかったジャックに対するご褒美か、最後に父と対面する時に必要なことだったのかもしれませんね。


製作陣は、すべての謎をクリアにすることはできなかったので、このFSWの展開と最終話で視聴者の感情的満足を得ることを優先させたようですし、元々その計画だったらしいです。
これには大変納得で、通常の死んだ人は出てきません。それで終わりなのです。
どれだけがんばったとしても、死んでしまえばおしまい。

FSWの存在でそうした人物が再登場し、自分の生きたかった現実、再開した人と再び出会えるのは感動の演出です。
チャーリーなんてまさにその通りで、シーズン3を最後に全く出てきませんでしたが、FSWでクレアと再開できるのは感動ですよね。
どうやって終わるのかと思っていましたが、いい形で終えることができたと思います。




3.ハッピーエンドでないけど、それがいい

この話って、全然ハッピーエンドじゃないですよね。
オーシャニック815の乗客はほぼ全滅。
そして、アジラ航空便の乗客もほぼ全滅。

おまけにダーマ壊滅、島に呼ばれた人たちもどんどん死に絶え、アザーズの一部が生き残ったに過ぎません。
また、ウィドモアが連れてきた人たちもほぼ死亡。

ですから、人が死にまくったんです


大局的に見るなら、島が存在が世界の人々の平和であり、黒服を外に出さずに成敗できたので、全世界的にはハッピーエンドです。
ジェイコブとその弟の確執の一言に終わるのかもしれません。
そして、偉業には犠牲が付き物と考えれば、致し方ない。
その功労者であるジャックが死んでしまうというのは皮肉ですけどね。

主人公だから死なないわけではない。
これって大事だなと思うんですよね。。。残念だけど。

世の中ってすべてがうまくいくわけではないですもん。

ただ、みんなが志を共有して協力して物事を成し遂げたことに意味があるんですよね。
だからこそ、FSWはジャックにとって大事な場所だったわけです。
みんな人生に問題を抱えて悩んでいました。島で生活することでその迷いが消えた。

一緒に仲間と過ごした時間こそが、彼にとっての宝物であり、人生の意味だったと。
島で死んでいった人たちも、きっと報われていったのではないかと。

まあ、これはドラマの話でしたけど。
ぼくらもこうやって生きていて、お金持ちになるとか、有名人になるとかじゃなくて、人生の目的の大事な部分ってのは、誰と歩み、どうやって過ごしていったかという時間なんですよ。きっと。
今をしっかり生きる事こそが大事で、ジャックはFSWに迷い込んだまま歩みが止まっていましたが、そこからまた歩き出すはずです。




4.謎は回収されないけどそれはそれでいい

シーズン1とかでは「全部謎が解決されるんか」って思ってましたが、割りとわかったレベルで終わります。
でも、全話見たら、そんなことどうでもよくなった。

その謎を考察すること自体が楽しいわけですよ

これって、村上春樹さんの小説やエヴァンゲリオンに通じるなと思うんですけど、謎を残すからこそ楽しいんですよね。
そのすべての謎に答えますってやると逆に盛り上がらない。
だから、LOSTを見た人って他の人が書いたブログなどを熱心に徘徊すると思うんですよ。

プリズン・ブレイクはとてもおもしろいドラマでしたが、ドラマ後の盛り上がり感はありませんね。
もちろん、話がすべて回収されるすっきり感がありますので、違った余韻です。

ちなみに、例のAXNのページでは15の謎に考察がされてありますので、参考に。納得できますね
LOSTの謎考察


書いたこととダブルかもしれませんが、結局、謎はどうでも良くなるのは、各個人の生き様がしっかいと描かれて、FSWでとどめとばかりに、人生の意味を学んだからじゃないかなと思うんですよ。
視聴者はそこで納得がいったわけです

ジンとサンは、ジヨンを残して死んでしまいますが、それでも2人は生活に行き詰まり駆け落ちして逃げようとしていた頃には到底持ち合わせなかった感情や信頼感を島で得ることができたわけですよね。それだけで十分生きる価値はあったのではないでしょうか。
みんなのドラマに答えが出た。だから納得して終わることができた。うまい描き方だったと思います。


LOST

終わりに

LOST全121話。1話40分と計算すると約80時間。
ずいぶんと長く楽しめました。
毎日1話見ても4ヶ月楽しめますから。

そして、よい終わり方でした。
ただ、これを人におすすめできるかどうかは、、、人を選ぶのかもしれないなー。
その意味ではプリズン・ブレイクはリアルな世界を描くので万人におすすめできそう。

自分にはとても楽しいものだったので、どうでもいいわけですけど。
こうやって毎日見たLOSTがなくなるとさびしくなりますね。

と言いながら、明日はHuluで違う海外ドラマを見ているのかも。
全121話を見られたのもHuluのおかげなんですが、この点でHuluが最強かもしれません 笑
最初 → LOST シーズン1のネタバレ感想