「型を破る人」の時代: “ズバ抜けた結果”を出せる人は、何をしているか(セス・ゴーディン)

「「型を破る人」の時代: “ズバ抜けた結果”を出せる人は、何をしているか」を読みました。

著者のセス・ゴーディンという人は「今もっとも影響力のあるビジネス書作家、ブロガー」と紹介書きがあります。
また、元Yahoo!副会長、ということもあり、アメリカでは成功した方のようです。
(無知ですいません。)

以前、同著者の「トライブ」という本を読んだのですが、今回もやはり前回と同じ印象を受けました。


よくわからない


のです。
あるテーマをストーリーに沿って掘り進めていくわけでもないですし、大事なエッセンス、ノウハウというわけでもない。

一番近いのは、「啓蒙ブログの記事を本にしました」でしょうか。

本書の中にも「読んですぐにわかり、すぐに実践できるようなことを本書は目指しているのではない」的なことが書いてあります。

そういうことなんでしょうね。
それは自分の読解力が弱いということでもあり、

一つ一つの話から、インスパイアされ、自分なりに実行せよというメッセージなのかもしれません。
実は前回のトライブは書評を書くのを断念しましたが、今回は得たものをピックアップします。


アートを創りだすこと

本書のテーマは、これからはアートの時代であり、アーティストになれということです。

作家のオスカー・ワイルドは、アートとは「新しく、複雑で、活気にあふれたもの」と書いている。つまり、アーティストがつくり出すものがアートなのではなく、アートをつくり出す人がアーティストなんだ。

そして、アーティストとは、

この本でいうアーティストとは、勇気、知恵、創造性、それに大胆さを駆使して、現状を打破しようとする人すべてのことだ。

アーティストに必要な物は、

欠けているのは「信頼」「つながり」「驚き」
成功するアーティストの仕事には、この3つの要素が含まれている。

現在については、

逆に、現在の経済はアートを基盤にしている。心の労働によってつくり出されるもの、つまり、リスク、喜び、恐れ、愛をもとにつくり出されるアートだ。

読み進めていくと、とにかくすべての人がアートを創り出すように言っています。
それがこの時代の基盤であると。

そのアートという意味では、ブログかなというのが思い当たります。
すごく小難しいことじゃなくて、自分なりの考えなどを表現し、相手に伝える、そういう活動もアートであると感じました。


「型を破る人」の時代: “ズバ抜けた結果”を出せる人は、何をしているか

目指すのは平均値じゃない

いまや、曲線(正規分布)の真ん中に位置する、すでに過剰気味の平均的な人々に平均的な商品を買わせるより、「変わり者」のために、ちょっと変わった最先端をいく商品をつくるほうが、より安価で効率がいいのだ

万人受けする商品よりも、あくまでもエッジのついた個性ある商品の方が魅力的に映ります。
また、そうしたものが割りと主流になるという動きもあります。

これからは「新しいものに飢える」社会だ

というように、変化の激しい時代、消費される社会では新しいものに飢えています。
それを満たすために、みんながアーティストになり、アートを生み出すことが求められている時代ともとれます。

そうしたものを生み出すための源泉が心の労働ということですね。

もしあなたが、誰かの心の奥深くに触れたいと思い、その人から注目や感謝を得たいなら、「心の労働」をする必要がある。
心の労働は、ほんの少しの努力や工夫が、しばしば大きな価値をもたらす

思うところは、一部の人だけが何かを生み出すわけじゃなくて、インフラ整備によって、みんなが自分で生み出すことが可能になっていること。
それによって、出てくるのは個人が何かに特化すること。

そして、それを独自の工夫によりエッジの効いたものにする。
ブログでもそうですよね。
無難なこと、一般ウケすることを一生懸命書いても響かない。
思ったこと、感じたことをストレートに書く方がきちんと伝わりますし、きっと「あなたにそれを言って欲しかった」と思っている人もいるはずです。




つながることが大事

つながりの経済では、自分の作品を測る真のものさしは、誰かの心を動かしたかどうかである。

自己主張をすることは大事だけど、それだけでは物足りなくなる。
相手の心にどう届いたか。
それは製品やサービスでも同じ。

確かに、ホテルも教室も表向きはお金を払う対象としての製品である。
しかし、人々を結びつけて変えていくのは、心を使う「思いやり」の部分なのだ。

いい物が売れるというよりも、共感するものが売れるという時代なのかもしれません。
その製品にはどのようなストーリーがあるのか、それに注目されるようになっている。

サービスはそのストーリーであるとか、思いやりであるとか、人の心に訴えかけるものをもつべきです。
それが人の心に届いた時に共感となり、つながりが生まれる。

自分のアートは誰のためのものかをはっきりさせ、そのオーディエンスとうまくつながれるようにすることだ。
その他大勢の人間は放っておけばいい。

何かをするにしても、どうしてもアンチは出てきます。
それはどうしても避けられないので、そういう人たちをスルーする力も必要になりそうです。

Google+を少しずつですが熱心に使い始めてわかってきたことは、「つながる」という感覚。
なるほどー、こういうものかと思うとともに、大事になってくるなと実感しています。




続けていくこと

目的は勝つことではなく、ゲームを続けることだからだ。

むしろ、生涯にわたってその生き方を地道に続け、段階的なプロセスを進んでいくしかなく、その道筋を楽しむことによって、さらに多くのアートを生み出せるようになるのだ。

アートを創りだすことがきっと新しい時代の価値になり、人々がもとめ、そして自分が生きがいになっていくものになるはず。

最大の失敗は、情熱を傾けたいと夢見ながら、実行する勇気を見いだせなかったことだ。

だからこそ、何かをやりたいと思ってもしない人が失敗者と言われるようになる。

一方、人はラインを超え、人生を楽しむようになると、より多くのアートを生み出すことができる。

躊躇するけれど、そこから踏み出すこと。
それによって、自分らしさが生まれる。

何か価値のあることをするときが近づいているとき、抵抗を感じるのは当然だ。
それは悪いことではない。

抵抗がやってきたら、もう勝ったも同然。
それは抵抗に対する戦いではなく、アートを生み出すための自分自身の戦いなのだといえる。

変化を恐れることは当たり前で、それはアートを生み出すためにはどうしても付きまとってくる。
どのように付き合い、どのように乗り越えるか。

それだけは身につけておきたい力ですね。




終わりに

書評というか、なんというか、記事にするのが非常に難しい・・・。
そういう手の本としかいいようがありません。

ただ、もしも10年後の成長した自分が読んだ時にはもっと違った見方ができるのかもしれません。

何にせよ、新しい時代がきていて、個人に求められるスキルや行動が変わってきています。
飛び出す準備をしていきましょう!