「最高の授業」を世界の果てまで届けよう

久々に感動した本に出会いました。
途中から鳥肌がずっと立っていて、それは雨で普段よりも冷えていたからなのかもしれないけれど。

著者は税所篤快さん。

大学7年生と自己紹介から入る。
高校2年生の時の偏差値は28。そんな彼が一念発起して出会ったのが、ある予備校の映像授業。(東進衛星でしょうね)
そこで勉強心に火が尽き、早稲田大学に合格。

しかしながら、高校の授業と同じで、講義に対する先生の熱意のなさ、受講生たちのやる気の無さに意欲を失う。
紆余曲折を経て、バングラディシュで、同国の実力ある先生の授業を教育格差の激しい地域の子どもたちへDVDで届ける活動をスタートさせ、結果を出す。
ドラゴン桜プロジェクトと名付け、教育格差を克服するために、現在は5大陸に広げていく活動を展開しています。

そんな彼の取り組みを自分でまとめた本です。
冷静な語り口ながらも、そこには熱い物語がふんだんに入っています。

その中でも、感銘をうけたことについてまとめます。



中途半端ではだめ

師匠とも言うべき教授から

「このままじゃお前はずっと中途半端のままだ。ものになるためには突き抜けなければダメなんだ。」

と言われて、著者は迷走から吹っ切れ走り出します。

何かをやっていてうまくいかない、というのは多くあります。
それをうまくいかないからやめるか、と考えるのではなくて、

「今の自分はまだまだ中途半端だ。突き抜けるまでやるしかない」
と思って、さらに突進しようとするのか

行列も並び続ければ先頭に立てるわけですから。

今やるべきことをやり続けることがいかに大切かを伝えてくれる言葉です。
そして、やり続ける過程に失敗はつきものであり、そこでくじけずに前を向いて行けるかどうかが、大事な力なんだと教えてくれます。


「最高の授業」を世界の果てまで届けよう

行動するから道が拓ける

なぜこんなに感動を与えるのだろう
発展途上の国で慈善事業を展開しているか。
それもあるかもしれない。

でも、一番は自分の志を真っ直ぐに実現しようと、行動し続けているところにあるのだと思うわけです。
その志の熱にふれて、周囲の人の心にも火が灯り、実現しようと動いてくれる。


物質的に豊かになったけれど、心までは別に豊かになったわけじゃない。
豊かにするかは、この心に灯った火ではないか。
人の心にも飛びするほどの情熱。志。

これこそが感動を生むものであり、豊かになろうとすればするほどに、心に持ちたいもの。

そのためのスイッチが行動。

著者はあるトラブルがあったときにこう振り返っています。
「物事が動くか動かないかは、そのチームのメンバーが「実際に動ける人物かどうか」ということに尽きると思う。」

と。
行動ありきでないと成功する確率もないわけです。
失敗を恐れていては成功もない。

やりたいことがあれば愚直に突き進むことの大事さを教えてくれました。




自腹を切るから真剣になれた

著者の行動力は半端じゃない。

本に感動したと言って自腹を切って新潟へ行く。
今度は福岡、果てはインドまで。

何かの保証や見返りがあったわけじゃなくて、そこにいけば何かきっかけがつかめると思って踏み出しています。
石橋を叩いて渡るようなタイプじゃないだけかもしれません。
しかしながら、そこまでしても行動するからこそ、何かが見つかり、共感・協力してくれる人が出てくるわけですよね。

いいとわかっているけど、できない。
自腹を切るのは、賢くなってしまった大人にはなかなかできません。
それは勝負できなくなったということを意味しているのかもしれませんね。




終わりに

ああやって、がむしゃらに行動したのがいつだったかな、って懐かしながら思うわけですよね。
いつの間にか大人になったけれど、ずいぶんと多くのことを忘れて、おいてきてしまったなと。

そんな大事なことを思い込させてくれる一冊でした。
若い人にぜひとも推薦したい本です

やっぱり行動し続けるしかないんだよね