あなたのブランドを立ち上げよう!~パーソナルブランディングの方法と戦略

プロ・ブロガーの確立などによって、パーソナルブランディングが注目されています。
どのようにパーソルなブランディングを考え、作っていくのか、『パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す(ピーター・モントヤ,ティム・ヴァンディー)』を読んで学んだことをまとめたいと思います。

なお、本書は独立開業した人をターゲットに書かれていますが、サラリーマンなどがパーソナルブランディングをするためにはどうしたらいいか、という視点でまとめています。



パーソナルブランドのメリット

言わずもがなですが、パーソナルブランドとして成り立つと以下の様なメリットがあります。

・収入増加
・有益な人々を引きつける
・「真っ先に思い浮かぶ」ポジションを獲得する
・信頼性が増大する
・知名度が拡大する
・トレンドに乗る

同じ人間でも、世間から認知されるかどうかで大きく変わるわけですから、不思議なものですよね。


パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す

パーソナルブランドはなぜ強いのか

なぜパーソナルブランドにこだわるのか、というと、

企業よりも人の方が信頼される

特性があるからです。

というのも、パーソナルブランドであれば、トラブル時にはその人が対応してくれます。
一方で、企業であれば誰が対応してくれるかもわかりませんし、企業の規定に従った形に沿ったものにもなりがちです。
それは時に「冷たい」「型通り」と揶揄されます。

こうした特性があるのは、

何よりも、「人は企業よりも失うものが多い」からでしょう

顧客の評判が生命線のところがあります。
不誠実なことをすれば、自分へ直結します。

だからこそ、人は企業より責任感がある、面倒見がいいわけです。
こうした強みがあるからこそ、パーソナルブランドとして認知されると強いわけです。



パーソナルブランドの作り方

では、どのようにしてパーソナルブランドを作り上げていったらよいのでしょうか。
その手順や考え方をまとめます。


1.ビジネスニーズに合ったブランディング

パーソナルブランディングは、差別化こそがすべての根幹である

その視点で、自分の属性をビジネスとして活かすという視点で評価しましょう。
以下の様なものがあげられます。

  パーソナリティ、スキル、職業、興味、ライフスタイル、実績、外見、財産、友人

中でも、大事なことは第1属性。
マイケル・ジョーダンであれば「時を越えた偉大なバスケットボール選手」として確立されています。
その人のことをあげた時に一番に思い出されるものが第1属性です。

やっぱり取り上げやすいのは、仕事や趣味の分野ですね。
特殊な仕事であれば、ニッチであり確実な差別化につながるはずです。




2.ポジショニング

あなたが選んだ属性の中で、どのようなポジションをとるのが重要です。
みんなが選ぶような場所では競争ばかりが激しくてブランド確立が難しくなります。

自分だけの立ち位置を考えましょう

例えば、アクアリウムであれば、アクアリウムでは広すぎるので、エンゼルフィッシュに絞りますが、それでも範囲が広いということになれば、「ワイルド個体のエンゼルフィッシュのブリード」といったように絞り込みます。

そうしたときに、自分のポジショニングが出来上がり、そのポジションにそってブランディングをしていくのです。


3.ステートメント

あなたのパーソナルブランドの目的は、見込み客に対して自分をどのように受け止めて欲しいかを伝えることです。
そのために、ブランドを伝える、短いメッセージを以下の3つの要素をもとに作成しましょう。

3つ要素:
(1)あなたは誰なのか
 職業、仕事のキャリア、学歴、出身、実績、熱中していること。その中でも1つか、2つを取り上げて伝えます。

(2)あなたの仕事
 どのような仕事を行っているか。一番求められていることは何か。最も利益を生むこと、自分にとって最適か、楽しいか。
 ということを考えみましょう。

(3)差別化し、価値を創造し、ユニークな価値を提案する
 他の誰とも違う理由を伝えます。


以上の要素を検討したら、パーソナルブランドステートメント(PBS)を作成します。
このPBSは、ブランディングの方向性、メッセージ、全体的なマーケティングで着目すべきことを決定する大事なものになります

特に、一貫性、目新しさ、ポジションを明確にしましょう。
難しければ、スローガンにのようなものだと考えてみましょう。




4.ロゴ

ブランドはイメージが大事です。
ロゴを見るとあなたを、ブランドを思い起こすというのが大事です。

ですから、ブランドロゴ(パーソナルロゴ)づくりから始めましょう。
自分のブランドに合ったもの、パーソナルブランドステートメントを意識しましょう。
エンゼルの例では、ただのエンゼルではなくて、あくまでもワイルドエンゼルのデザインにこだわります。

このロゴやそこから派生するアイコンが、ブログ、SNSアイコン、名刺、ダイレクトメール(DM)などに最大限活用します
ブランドを立ち上げた瞬間から、すべての活動でブランドロゴを一貫して使用しましょう。

とともに、ブログをするのであれば、自分の名前やブランドイメージに合うものを採用しましょう。
企業っぽいものにしない方がいいです。


5.物語を作る

ブランドになぜ魅せられるのか。

そこの人々が共感する物語があるからです

・どうしてそのブランドを立ち上げたのか
・ロゴのデザインの由来
・自分の生き方とブランドとの関係

などを元に、とにかく自分の物語を作り上げる。
だからこそ、人はそれを読んで共感し、あなたのことを特別に思う。

この物語をブログであれば固定記事にするなどしてわかるところに配置しましょう。
また、ブランド紹介のパンフレットがあるのであればそこに載せましょう。

魅力的な表紙、アピールするレイアウト、素晴らしい写真という要素も大事です。

もしも、自分で用意できない場合はプロに依頼するのも手です。

本書を読みながら正直プロにお金を払っても・・・と最初は思いましたが、このパーソナルブランドが自分にとってどのような重みのあるものかを考えると、場合によっては安いでしょう。
また、ブランドが確立されてきて認知度が上がってきたタイミング一新するのも手かもしれません

それだけデザインというのは重要な要素です




6.行動する

ここまでできたら、あとは一貫性を持って行動することです。
そうすることで、共感してくれる人が現れてきます。

そのためには、SNSを利用して、認知度を上げていくことが大事です。
参考記事↓

ソーシャルメディアがさっぱりうまく利用できない・・・ということで勉強を始め、実践し始めて少しずつですが、ソーシャルが何かということがわかるよ...

そして、フォローアップを心がけましょう。
それこそが個人の強みです。



ここを見て判断される

相手はあなたの何を見ているか。
個人ブロガーではそこまで関係はないかもしれませんが、あげておきます。

・オフィスの雰囲気
・名刺の出来栄え
・過去の実績
・時間の正確さ
・服装、身なり

もしも、ブロガーであれば
・ブログのデザイン
・配色
・広告の量

といったことがあげられます。

広告は簡単に売上を上げる機会を提供しますが、それを過剰に行うと見ている人には不快になります。
サイトを見ていて「もったいないなあ」と思うのが、この辺のバランスです。

あと、メモ。
名刺はデザインにこそこだわる。質の高い印刷物はお金に代えられない。




ブランド運用中で行うべきこと

1.ブランドは特化し続けなければならない

ブランドが出来上がった、認知されたとしても、安心できないのです。
目立つ存在がいれば、どうしても対抗馬が出てきます。

そのときに気をつけないといけないのは、同じように張り合ってクオリティ合戦を展開し、泥仕合を演じること。
これは危険です。

特化することで、他の似通ったものから差別化することができる

わけですから、ブランドは特化し続けなければ価値を生むことができない、と考えましょう。
ブランドに安住せずに、常に勉強して、常に進化させていく、この姿勢こそがブランドの発展と防衛に有効です。
そうして、自分をその分野の専門家だと認知してもらいましょう。

特化し続けるための秘策
(1)感情的なニーズに注意する
 →満たされないニーズを埋めるようにする
 →新しいサービス、利益を提供するパーソナルブランドを作り、一番乗りの利を得る

(2)照準を合わせ、より小さく
 →ナイフのように鋭く。多角化は危険である



2.地元メディアを利用する

パーソナルブランドの確立のためには、地元メディアの利用は外してはいけません。
地元新聞に特集される、コラムを書くことで、ブランドの信頼性や認知度が飛躍的に上がります。

そのためには、マスコミへプレスリリースを行いましょう。
また、何か面白いことするときには知らせるようにします。
新聞に載せられるようなコラム記事を作って送ってみるのも手です。

が、相手も忙しくて、興味が無い場合はスルーされるので根気良く行います。
同じ内容ものを何度も送ってはいけません。

相手から返事があったら、ひたすらに懇意にするように務めましょう。




終わりに

本書はここまでやるか、と思う内容が盛り沢山です。
でも、パーソナルブランドというのは本気でやらなければ、立ち上がらないほどのものであり、それだけの価値を生むものである、と考えると、

なぜ熱心にやらないんだ?

と、思えてきます。
また、パーソナルブランドがあるからこそ、様々な可能性が拓けてくるのです。