「すぐにできない」人が陥る6つの習慣~「すぐやる!」技術

すぐにできることがどれだけ大切か身を持って知っているはずなのにできない。
できないのはできないなりに理由があり、その多くは自分の心が壁を作ってしまっています。

その壁を取っ払わずに行動してしまい、すぐにできない習慣を作り上げてしまいます。
久米 信行さんの『考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術』を読んで、ぼくなりの「すぐにできない」人が陥る6つの習慣をまとめてみました。


こんな本です

「あの時、即座に『はい』と答えられていたら・・・」
「もうひと言、本当の気持ちを言えていたら・・・」
そんな自分を変える、もう後悔しないための31のヒント

章構成は以下のとおり

 1.相手の懐にすぐ飛び込む!
 2.周りを気にせずにすぐやる!
 3.失敗を怖がらずにすぐやる!
 4.「自分」に負けずにすぐやる!



こんな人におすすめ

・すぐにできない人
・何でも尻込みしてしまう人
・仕事でなかなか成果を出せていない人


久米 信行さんの『考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術』

「すぐにできない」人が陥る6つの習慣

1.タイミングばかりを狙っている

「これをやるのは今は時期ではない」と面倒臭いことについては、すぐにふたをしてしまいます。
1か月後に提出する案件、こじれた人間関係の修復。

そういったものをタイミングではないとしたら、いつがタイミングでしょうか。
実はそのタイミングがわからないから、すぐにできないのです。
逃げの口実を作っています。

こういうときは、何もしないリスクを考えてみましょう

仕事の案件は、今やらなければどういうリスクがあるか。
もしも、1か月後にとりかかったとしたら、その案件がどういう内容だった周りも含めてよく覚えていないに違いありません。
もう一度資料を読み直し、関係者の共通認識をつくらないといけません。

そうなるよりも、会議なら会議で話題になった後に、行ったらどうでしょうか。
みんなが同じ共有意識、当事者意識でできるのではないでしょうか。
先送りにすることは、リスクを高めています。

こじれた人間関係にしても同じで、後になればなるほどに、関係修復が難しくなります。
下手をすれば、周りを巻き込んだ形になるかもしれませんし、仕事にも影響をおよぼすかもしれません。

タイミングというのを考えすぎると、動けなくなり、その結果、余計に労力を使う悪循環にはまってしまいます。
タイミングがいつと決められなければ、すぐに動くほうが結果的にはプラスの結果になります。


久米 信行さんの『考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術』

2.過去の失敗を引きずってしまう

失敗は手痛いもので、その当時のことを思い出すと人知れず恥ずかしくなって、いてもたってもいられなくなります。
そんな経験は誰にでもあります。

次はあんな失敗したくないと思うばかりに、慎重になり、結果的に新しいことができなくなります。

プロ野球の選手でも3割バッターはすごいとされます。
3割というのは、10回中7回はヒットを打てていない、つまり成功確率が3回ということです。

仕事でも同じようなこと。
何かに取り組めば失敗はついて回ります。
それはしかたがないことです。

過去の失敗にしてもそう。それはしかたがないのです。
勝負をしなければ成長もありません。
著者は自分を磨く勝負7つのルールとして以下のことをあげています。

1.勝負するゲームを選ぶ
2.勝負するフィールドを選ぶ
3.勝負する相手を選ぶ
4.勝負の回数をなるべく増やす
5.モデルとなる達人を見つけて真似る
6.良いコーチを探して素直に学ぶ
7.勝負の後で分析や研究を欠かさない


失敗することで、何がいけなかったのか見えてきます。
それを活かすことで勝率は上がっていきます。
長期的に見ると、結局、そうやって失敗を積みあげるからこそ、成長していけるのです。


久米 信行さんの『考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術』

3.人に聞かないと決断できない

会社などの組織はありがたいもので、上司が部下を助けてくれる仕組みがあります。
「◯◯についてはどうしたらいいでしょうか」と聞けば答えをもらえることありますし、問題が発生すれば上司が指示を出すことはしばしばです。

そうして、いつの間にか、自分で決断せずに人に聞かないと動けない人間になってしまいます

まずは、そうしている自分を認識しましょう。
あなたは困るたびに、思考がストップして、助言を待つだけの人間になっているかもしれませんよ

そして、自分の決断だけが自分を成長させることを肝に銘じましょう。

具体的には、どんな小さな決断も「自分自身で行うのが原則」だと決意することだと著者は言います。
この責任感こそが大事な鍵です。
そして、どこまでが自分の決断でやっていいのかを事前に上司に確認します。

あとは、自分の範囲内であれば自分で決断し、プロセスを評価します。
上司の許可が必要な場合でも、「自分の意見をまず述べる」習慣を身に着けましょう。


久米 信行さんの『考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術』

4.ゴールが見えないと途中で止まってしまう

身体的に、精神的に辛くなった時、ここが分岐点です。
「もうだめかもしれない」と思ったら最後。
そこで、するすると身体の力が抜けていってしまいます。

よく言われるのは、心の限界と肉体の限界では、心の限界の方が先に来てしまうということ。
弱気になればなるほどに、それは早く来てしまいます。
そうして、続かなくなります。

マラソンをしていると、どこかでスイッチが入って「ランナーズハイ」と呼ばれる現象が起き、苦しさが消え、爽快な気分になります。
仕事も同じで、心がだめと思っても続けてみる、粘ってみる習慣をつけることで、心がその限界を取っ払ってくれます。

ゴールが目の前じゃないかもしれないけど、行う継続的な努力は自分を成長させてくれます。
そうした取組みが仕事を続けるほどに楽しさになっていき、どんどんうまくできるようになります。

とにかく「走り続けること」で初めて実感できるわけです。


久米 信行さんの『考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術』

5.プレッシャーに負けてしまう

「うまくやろう」とすればするほどに、プレッシャーはかかってきます。
こうして、プレッシャーがかかる勝負を避けるようになってきます。

プレッシャーややり続けることが成長につながるわけですが、それを逃げる習慣が身につけば、成長停止の悪循環に陥ってしまいます。

プレッシャーを克服する方法は、自分を最良の状態にすること。
ここでは著者の方法を紹介します。

(1)調身
 背伸びをしてから、すっと脱力。全身に力を入れてから、すっと脱力。こうするとすぐ自然体になれます。

(2)調息
 深く息を吐きだして、ゆっくり呼吸を繰り返す。リラクゼーション法で取り入られている方法ですね。

(3)調心
 呼吸を整える。絵や点を見つめる。音に耳を傾ける。声を出す。何かの動作に集中する。これらの方法は、リラクゼーションの流儀によってさまざまです。

こうした3つの方法を用いることで、身体がリラックスすることができます。
そうして、ようやく本来の自分の力が発揮できる状態になります。
自分なりのリラクゼーション方法を確立するのが一番です。

次に、自分でプレッシャーが一番かかる状況を想起し、これらのリラクゼーションの方法を行って、イメージトレーニングをします。
イメージの中ですが、小さな成功体験を積み重ねることで、本番でもうまくリラックスできるようになります。

プレッシャーも自分なりの方法を見つけるとはねのけられるのです。


久米 信行さんの『考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術』

6.周囲の目が気になり行動できない

「こんな発言をしたら周りはどう思われるだろうか」と不安になることはあります。
実は自意識過剰な状態であるかもしれません。

あなたは今日1日、他人の言動についてどれだけ考え、捕らわれて時間を使いましたか?

自分にとって大切なのは自分や家族であって、他人ではありません。
たしかにその場に、人の目があるの事実ですが、案外見ていないし、見たとしても気に留めません。

ブログを書いてもアクセスが増えないのと同じようなものです。
そこにあるのに、誰も見ない。
偶然アクセスしたとしても、何もコメントを貰えない。

ということはざらです。
固定ファンがつくのは何ヶ月も何年先の話です。
誰かに真剣に興味を持ってもらえるというのはそれだけ大変なのです。

また、他人からの発言は他人の意見であり、自分の人生に責任をもってくれるわけではありません。
そして、その他人は1分もすればあなたに何を言ったのかさえ忘れてしまいます。

何かをするときには、無責任な野次馬の目や言葉を気にしていてはいけません。
本当に意味あることであれば、どんなに馬鹿げて見えても、行動するべき。
行動を続けることで、理解者が現れるからです。


久米 信行さんの『考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術』

終わりに

物事はすぐにやることで好転することが多いのが事実です。
それを面倒だから、気が向かないからという理由でやらないのはもったいない。

やらないのなら、一生やらなくてもいいという覚悟で先の伸ばしをするべきです。
というくらいにしたいですね。