あなたの大嫌いな人が100%考えていること(イグゼロ)

物事はちょっとだけでも違う角度で見ることで違って見える。
いつも真正面からばかり受けていたらうまくいかないよ。

ということを教えてくれる本です。


こんな本です

プロローグ「あなたの脳髄に突き刺さるインスピレーションになることを願って」より引用します。

本書は「孤独の中で考えるトレーダー」という側面と「人との交流の中から、体で覚える実践者」という2つの側面を持つ筆者が、いままで体験してきたことを踏まえて、豊かな生活を送る上で本当に大切だと思ったことをまとめてある

章構成は以下のとおり

 1.心構え
 2.視点
 3.姿勢


こんな人におすすめ

・人間関係がうまくいかないと思っている人
・心がささくれている人


あなたの大嫌いな人が100%考えていること(イグゼロ)

感想

著者のイグゼロさんは株式トレードで億万長者になった方です。
が、株式投資の話は一切出てきませんし、いくら稼いでいるかも出てきません。
期待していた分、そこに一番面食らいました。。。

完全なる自己啓発書となっています。


1.お金を受け取る仕組みを作ってなければお金は受け取れない。

社会にでると自分なりにお金の稼ぎ方を身につけないといけません。
一番ある形は、自分の労働力を提供してお金を得る形です。

会社が作った仕組みを利用してお金を稼いでいるわけです。

独立したいというときにも、結局、やりたいことがあるのはいいのですが、お金を稼ぐ仕組み化があるかどうかがポイントです。
当たり前のことですが、意識しておきたいところです。


2.7秒で、いつもの自分を取り戻す

どんな時でもいい。「あ、いま機嫌が悪いなー」とか、「感情的になっちゃってるな」と感じたら、心のなかで、ひと言つぶやけあいいだけだ(中略)
「もし、いま自分が”理想的な自分”だったら、どうするだろう?」

感情的になる、パニックになることは目の前のことしか見えてない状況。
ここで、理想の自分を考えると、その出来事から目線を反らせて、距離を保って見られるようになります。

たまに怒っている自分に怒っているってことありませんか。
自分が怒った発言をするから、それが余計に自分に火をつけてしまう。
クレーマー体質の方はこれですよね。

そんな時でも、この方法は使えそうです。
「理想の自分は・・・あ、こうだったわ」
なんて。

それなりに美化したイメージがあるわけですから。
時に思い出し、そういう自分になりたいものです。


あなたの大嫌いな人が100%考えていること(イグゼロ)

3.筋トレ初日で、あきらめますか?

「こういう自分になりたいから、おれは◯◯を今から始める!」

と言いつつ、3日坊主になった人は多いはず。
自分もそうやって多くのことで坊主になってきました。

著者はそれを筋トレに例えています。
1日目に100回腕立て伏せをやったとしても、次の日にムキムキの豪腕になっているってこはありえません。

コミュニケーションも、人間関係も、すべての物事はそうです。
毎日ちょっとずつ努力をし続けるからこそ、成長があります。


うまくいかない日もあるけど、それで落ち込んではいけません。
これも「トレーニングの一環だよね」って思って、また明日がんばればいいのですから。

今の失敗でくよくよ落ち込んでもしかたがないのです。
毎日が筋トレです。
そして、そのうちムキムキになりますから


あなたの大嫌いな人が100%考えていること(イグゼロ)

4.そうか、お前は間違ってないよ

他の人から見たら「そりゃ、あんた間違ってるよ!」と思うような言動でも、本人的には「間違っていない」し、あなたと意見がまったくかみ合わない人も「自分は間違っていない、正しい」と思って、あなたと接している。
その確率は、100%だ

本当にそうですよね。
痛いほどにわかる。

声高に主張することほど、「絶対に自分は間違っていない」という心の現れです。
そんな人と接するときは痛い・・・。
(自分がそうなっていたら痛すぎる・・・)

そんなときにどういってあげるのがいいか。
間違っていることを指摘してあげれば、火に油を注ぐようなもの。

筆者は、「そうか、お前は間違ってないよ」というスタンスで話をスタートさせることがよいとしています

意固地になる時は大抵否定される時です。
自分が間違っていないと信じている時ならなおさら。

それを共感的に立ち振る舞えば、相手の態度も軟化しますし、話がうまくいきます。

人は”共感”か”解決”しか求めていない

と筆者は言います。
SNSの流行を見ればなるほどです。

よくよく考えて見れば、言い負かすとかの勝ち負けじゃないんですよね。
大事なのはうまく付き合うこと。
相手のことが嫌いであろうとも。

ぜひ使ってみたいですね。


あなたの大嫌いな人が100%考えていること(イグゼロ)

5.感謝を悪用する

悪用とか聞くと、なんだかなと思う人もいますよね。
人間関係ってお互いがうまくいくように、頭を使いながら行うものです。

自分は正しいと思っても相手に譲歩したり、自分は悪くないのに謝ってみたり、相手を立てたり。
理不尽であるけれども、人間関係はうまくやることが大事なわけです。
ある意味、知能犯的な部分もあります。


すごく嫌いな人をイメージして欲しい。
そんな人からこんなことを言われた。

「あなたのおかげでこの前すごく助かった。ありがとう」

どう反応するだろうか。
きっと悪くない気持ちのはず。

そして、そんな相手に対して罵詈雑言を少なくともすぐには吐きたくはならない。
自分の中の経験でもそういうことがあった。

すごく嫌いな人(というかいちいち煙たいことを言い足を引っ張る人)がいたんだけど、仕事が同じグループになったので、関わりも増えた。
ゲッて思って、嫌な気分のままやっていたのだけど。

仕事での関係が大きくなったので、トラブルになってはいけないと思って、ことあるごとに「ありがとうございます」とか「おかげさまでうまくいきました」とか伝えていた。
そうしたら、いつの間にか、敵対ムードはなくなり、ちょっとしたことでも話ができる間柄になっていたから、不思議。

この感謝の言葉は本当に使えます


あなたの大嫌いな人が100%考えていること(イグゼロ)

6.目標は達成するもの

誰でも目標は立てていると思う。
でも、その目標を達成できた人は案外少ないとも思う。

いろんな書評でも書いてきたけど、やはり大事なのは自分の潜在意識がどう思っているかということ。
「できないと思うけど、一応書いておこう」では、絶対に達成できない。
それは自分ができないと信じ込んでいるから。


そもそも、目標ってかっこつけるために立てるものじゃない。
達成するもの。

だから、まず始めにすべきことは「達成できる目標を書いて、達成する習慣をつけること」

朝起きたら、「家を出るまでに歯磨きをする」とノートに書いてみる。
そうしたら、きっと達成できるはず。
同じようなことを繰り返し行う。

そうしたら、毎日目標が達成できる。
こうして、自分の中に目標とは達成できるものという意識を持つことから始めよう。

そうやって積み上げていけば、この目標は達成できると自然に思えるはず。
気づけば、目標が実現されているはずだ。


あなたの大嫌いな人が100%考えていること(イグゼロ)

7.ストレスは自分の中の”べき”が作る

「自分はもっと完璧であるべきだ」と思えば苦しくなるだけ。
”べき”とつけば、それはすべて堅苦しい思い込みになってしまう。

よく公務員の勤務がやり玉にあげられているけれども、その世間の反応も「公務員とはこうあるべき」と考えているから。
べきと考えるから、そうしなければならない、おかしい! となって自分の中の怒りに火を注ぐようになる。
何かコントロールしたくなる。

”べき”を他人に向ければ人間関係が悪くなり、自分に向ければストレスが大きくなる。

こういうのもありじゃないかと思えたらきっと見え方が変わる


ある意味、柔軟性の問題かもしれない。
職場でストレスを抱えやすい人、ヒステリックな人ほど、この思い込みが激しいように思いますが、いかがでしょうか?


あなたの大嫌いな人が100%考えていること(イグゼロ)

終わりに

最後の最後まで、株式の話が出てこないかな、なんて淡い期待を持ちながら読んだんですが(笑)、出てきません。

とはいえ、軽快な書き味で「はあ、なるほど」という視点で書かれてあるので最後まですらっと読めました。

そして、物事の見る角度を変えることで、多くのことに違う価値があり、その発見で解決に導かれるんだよなって思う一冊でした。