レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術(本田直之)

レバレッジという言葉があまりピンッと来なかったのですが、読んでみると納得。
レバレッジをかけるということは、自分の人生をより幸せにするということでもあります。


こんな本です

「Doing more with less」をキーワードに、少ない労力と時間で、大きな成果を獲得するための指南書。
著者のレバレッジシリーズ(レバレッジ時間術、リーディング)の上位概念に入るそうです。

これまでの著作の内容も入った一冊となっています。


こんな人におすすめ

・時間効率が悪い人
・時間がいつもない人
・忙しい・・・が口癖の人
・物事をより効率的にしたい人


レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術(本田直之)

感想

1.レバレッジをかけよう

著者の一番の主張は、効率を上げること。
労力1に対して成果1の1:1では無駄が多すぎるので、レバレッジを効かせて、これを1:2じゃなくて、1:∞まで増やしていこうです。

レバレッジをかけるためには、「投資」が必要です。
仕事の効率や成果を上げるためには、ただ仕事をやるだけではなくて、専門書を勉強するなどの投資をしなくてはいけません。

その時間は1日のうちにどれくらいあるでしょうか?

プロ野球選手は本番の試合(20%)のために、80%の時間をトレーニングに使っていると説明しています。
これが一般のサラリーマンだと、1%に満たないと。

あなたが速く走りたいなら、走るトレーニングをするはずです。
同じように仕事の効率を上げたいなら、仕事のためのトレーニングが必要です。

つまり、今の生活からまず「自分のための投資」をすることから始める必要があります。
それは、お金、時間、労力、もろもろかかりますが、その成果が出てくるときには、
1:1.2 のように大きくなっていきます。

そうして、増えたものを投資に回すことによって、効率がよくなっていきます。
ですから、まずは投資ありきなのです。


レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術(本田直之)

2.仕組み化をする

仕事というのは、毎年同じような日程で、同じようなことをします。
もしかしたら、毎月、いや毎日同じようなことかもしれません。
違うように見ても、やっていることは同じようなこともあります。

そうしたことを仕組み化することで、時間効率が上がります。
毎年同じ行事をする場合に、去年のものを利用して、去年の反省点を活かせば、企画が出来上がります。
これが仕組み化ですが。

「同じことをしても意味がない」といって一からつくろうとして、結局同じようなものをつくるのは、まさしく時間の無駄です。
また、90点の出来のものを95点にするというのも、その行事が持つ意味合いや重要度を考えた時に無駄になる恐れもあります。

人によっては、時間をかければいいものが出来ると考えて、徹底的にやる人もいます。
けど、実は自己満足を追求しているだけかもしれません。

フォーマット化して仕組みことでより多くのことに時間をかけることができるようになります。
同じように、チェックリストを作っておくのも有効です。
「出張荷造りのチェックリスト」「旅行荷造りのチェックリスト」など


レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術(本田直之)

3.二毛作を推し進める

毎日の通勤時間はどのくらいですか?
僕の場合は、40分程度です。
通勤のときに、「ああ、また仕事か」とため息をつきながら行っていると、ただの時間の無駄になります。

ここで二毛作(2つの行動を一挙に行う)を取り入れると効率が上がります。

・通勤しながら専門書・関連書を読む
・車を運転しながら、オーディオブックを聞く
・昼食は他業種の人と食べて、情報交換も行う

この発想を取り入れることによって、時間がより効率的になっていきます。
特に日々の通常行うこと(ルーチン)の中で、二毛作が出来ると効果的です。


レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術(本田直之)

4.ゴールを明確に設定する

例えば、仕事を行うときに、とりあえずとりかかると、「いつまでに」「何を」ということが抜け落ちることがあります。
また、全体を俯瞰しておかないと思わぬ落し穴が待っています。

著者は「俯瞰逆算思考」といって、まずゴールから設定し、いつまでに何をするのかを明確にすることをすすめています。
◯◯日までにはこの資料を仕上げればいいから、今日はこれをしよう、といったように仕事の算段ができます。
また、ゴールを設定することで、いらない寄り道がなくなる効果もあります。

ただなんとなくではなくて、意図的に時間を仕組んでいくわけです。

時間については、時間のルーチン化を紹介しています。
時間を「インプット」「アウトプット」「生活」「プライベート」の4つ区切って、自分の1日、1週間のルーチンを把握し、どこにどれだけ割くべきか、現状はどうなっているかを見直すことで、効率的に使えるようになります。


レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術(本田直之)

5.体調管理も大事なレバレッジ

月曜日は元気だけど、木曜・金曜日になるとほんとにしんどい。。。
金曜日なんて、夜こたつに入っているとそのまま寝てしまうこともあるくらい。

その日の疲れがその日のうちにとれず、仕事の疲れがどんどん溜まっていく典型ですね
この疲れが抜けない状態で仕事をすること自体、効率がいいとは言えません。

だから、脳科学的に正しい睡眠方法を取り入れることが重要です。
成長ホルモンが出るゴールデンタイムの22時~2時の時に睡眠をとる、脳の睡眠サイクルは90分単位なのでそれに合わせて起きるといったこと。

こういった工夫をすることで、1だったものが1.2になれば十分なレバレッジがかかっています。
ただなんとなく寝るのではなくて、科学や原理に合った方法を取り入れることが大事です。

脳科学の視点から、よい記憶方法、習慣化の仕方、無意識の活用というレバレッジのかけかたができます。

こういう視点で、考えたことなんてなかったので、時間の使い方がうまい人というのは本当によく考えて、よく勉強しているんだなとしみじみとわかりました。


レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術(本田直之)

おまけ。レバレッジが妙にしっくりくる理由

本書のレビューとは直接関係はないのですが。
社会人になってからずっと投資をやっています。
昔は投資信託で、今はFX。

FXを危ないギャンブルと言う人がいますが、ぼくにとっては「小人さん」です。
この小人さんは、ぼくの代わりにお金を稼いで来てくれます。

小人さんが稼いできたお金で、また小さな小人さんを雇う。
この繰り返しがよく言う「複利」の考えです。

本書のレバレッジというのは、このようなもので、妙にしっくりきたのはこのおかげです。

お金をただひたすらに持っている人と、小人さんを雇って稼いできてもらう人では、資産の増え方は大きく違います。
もちろん、リスクもありますが、勉強という投資によってある程度コントロールすることが出来るようになります。

できるできないで考えるよりも、どうやったらできるか、応用できるのかを考える方がよほど現実的で、道がひらけます。


終わりに

内容的に、考え方的に妙にピタッと来る本でした。

行動することばかりに忙しくするのではなくて、そういう自分を上から見て、どう行動するのかを考えることが大事です。
著者はその道のプロ。
アイディアが豊富で、「なるほどね」ばかりでした。

忙しいと毎日が充実するので忘れがちになりますが、効率をいかに高めるかによって、自分の人生がより自分のために使えるようになります。