心のイメージを変えてなりたい自分になろう~アファメーション(ルー・タイス)

ダイエットがなぜ成功しないのか。

本書を読むことでその答えがわかりました。
結論から言うと、自分の中のイメージを変えないからです。


こんな本です

いかに今の自分を変え、人生を変えていくのか、をテーマに、それを叶えるアファメーションを解説した本です。
著者のルー・タイス氏は伝説のコーチとも呼ばれ、彼が開発したプログラムはNASA、米国国防総省などの連邦政府諸機関が公式採用にされています。

章構成は以下のとおり

 1.人生を変える「言葉の法則」
 2.一瞬で自分を変える「アファメーション」の法則
 3.新しいゴールを「脳にプログラミングする」方法
 4.自身のエフィカシーを高めるアファメーション
 5.他人とチームを育てる「アファメーション」の法則


こんな人におすすめ

・自分を変えたい人
・目標がどうしても達成できない人
・うまくいかないことが多い人


アファメーション(ルー・タイス)

感想(なりたい自分になるには)

自分の心の中のイメージが現実となる

例えば、テレビCMを見て、「あれが欲しい!」と強く思った時。


【自分の心の中のイメージ】
CMの商品を手に入れた自分がいます。

その商品を使って快適な生活を送る自分がいます。
もしも食べ物ならば、それをおいしく味わう自分がいます。
そして、そのイメージを膨らませてワクワクしっぱなし。

【現実の自分】
商品を手に入れてなくて、がっかりの自分を発見します。


という構図になり、自分が意識していない潜在意識は次のように考えます。

【潜在意識】
CMの商品を手に入れている自分が本当の自分だ。
あれ、そうすると、今の自分は商品を手に入れていない。

おかしい。
食い違っている!
すぐに商品を手に入れなければならない!

【結果】
翌日、CMの商品を手に入れます。

「自分の中の手に入れたイメージ」が出来上がり、「手に入れていない今の自分」という現実との間にギャップが出来ます。
この時に、この不協和を埋めるために、潜在意識が働き出し、CMのものを手に入れるように動きます。



つまり、目標を具体的立て、潜在意識にそれがあるべき現実であると刷り込めば、そうなるように動き出すわけです。
現実と目標とが食い違えば、より現実味のある方向へ動きを取ります。


アファメーション(ルー・タイス)

マイナスの結果も産む

潜在意識がマイナスに働く例を紹介します。

ある人が、いつも散らかった汚い部屋で生活しており、それが日常の日々です。
この人が一念発起して、部屋を見事に片付けてきれいにしました。
果たして、どのようなことが起こるでしょうか。
【現実の自分】
きれいで片づけられた部屋で生活をしている

【自分の心の中のイメージ】
いつも汚い散らかった部屋で生活している、それが当たり前

【潜在意識】
自分は散らかった部屋で生活するのが普通だ。
あれ、おかしい、部屋が片付きすぎている!

【結果】
いつの間にか元通りの散らかった部屋へ

そうすると、自分の心の中のイメージ通りであり、それが居心地良くなります。

いつも安い居酒屋で飲んでいる人が、急に思い立って高級な飲み屋で飲み始めても、次は安い居酒屋に逆戻りするようなものです。
変わることが不快なのです。


アファメーション(ルー・タイス)

まずは心の中のイメージを変える

心の中のイメージが現実を変えていくわけです。
そうすると、人が変わりたいと思ったら、行動よりもまず心の中のイメージを変えるべきです。

「自分はきれいな部屋で生活する」
「自分は整理整頓された部屋で生活するのが大好きだ」

そう思い込み、それが実現したイメージを心に持ち続けて、実際に部屋をきれいにすると潜在意識はきれいな部屋を維持しようとします。
なりたい自分をイメージし、それが現実であると刷り込むことからすべてが始まるわけです。


アファメーション(ルー・タイス)

アファメーションの方法

何かを実現させる、なりたい自分になる方法として、有効なのがアファメーションです。
設定した目標をアファメーションによって潜在意識に鮮明なイメージとして取り込み、将来の目標を現在の現実にしていきます。

なお、アファメーションのやり方は、以下の書評でもふれてあります。
監修者の苫米地さんの本です。

夢は大きく とは言ったものの、そこにたどり着くにはどうしたらいいのでしょうか。 そんな問いに答えを与えてくれる刺激的な一冊に出会...

アファメーションは次のとおりにやります。

1.どこを変えるかを考える


 → どのように、またどれくらい成長し変わりたいかを考えます


2.目標を書き出す


 → 目標を忘れない、目標を偶然や幸運の領域から切り離すため。文字にすることで、必死に努力したり痛みに耐えたりするストレスなしで、容易かつ安全に目標を達成することができるから。


3.それぞれの目標を短いアファメーションの言葉にまとめる


 → 個々の目標、あるいは一つの目標のそれぞれの側面を、簡潔に、明確に、具体的に書き表すことが大切です。


4.実際に経験している自分をイメージする


 → アファメーションによって喚起されたイメージは、「これは私に起こっていることだ」と潜在意識に訴えかける強い感情をもたせます。


5.細かい部分を描写する


 → 「午前6時に起きると、活力とやる気がみなぎり、仕事に行くことが楽しみで仕方がない気分になっている」という具合で、「私は良い人間だ」では視覚化するのが難しくなります。
 望むことは具体的に(正確な距離、正確な収入、正確な仕事)表現することが不可欠です。


6.ポジティブなイメージを使う


 → 自分の望むポジティブなイメージをつくり出し、現在の状況を目にすることで、2つのイメージの食い違いを正そうというモチベーションが生まれます。


7.現実的な目標を設定する


 → 億万長者になりたいとして、億万長者はどのように考え、どのように行動するか。想像ができません。
 その状況にある自分を想像できるような目標にすることが必要ですが、あまりに近すぎるところに目標を置くと、モチベーションとエネルギーを失います。
 5割の実現可能性くらいに思える目標がいいでしょう


8.一人称現在形で目標を書き表す


 → すべての目標は、自分を中心にして書いてください。


9.比較しない


 → 他人と比較することでは自分を成長させることはできません。
 あなたにはあなただけのビジョン、恐怖、コンフォートゾーン、態度、目標、夢、願望、才能、試練があり、他人はそれを知りません


10.意志を貫く


 → 文字で表現したアファメーションは、力強い意思による支えがなければ、信念体系を変えるだけのパワーを持ちません


11.最初は目標を秘密にしておく


 → もし、目標を共有したいと思うなら、目標を達成するのを手助けしてくれる人とだけ共有してください。
 あなたの足を引っ張るような人とは目標を共有しないことです。
 また、目標を人に話すと「口にしたからには、もうやるしかない」と、後戻りできない気分になることがあります。これは目標達成するうえでの柔軟性を失う恐れがあります。


12.目標を人生の使命と調和させる


 → ビジネスなど1つの領域での目標だけを設定すると、すぐにバランスを失います。バランスのよい人生を送るには、人生の主たる要素(例えば、仕事、精神、家族、健康、社会生活、コミュニティなど)すべてをカバーする目標にしなければなりません


アファメーション(ルー・タイス)

新しい目標の刷り込み

アファメーションが完成したら、潜在意識に刷り込む必要があります。

1.アファメーションの言葉を声に出して読み、頭の中にイメージを喚起する
2.言葉によって喚起されるイメージを視覚化する
3.イメージよってかき立てられた感情を実感し、それが今実際に起こっているかのように経験する


という作業を繰り返し行います。
以下の公式が大事になります。

 想像力 ✕ 臨場感 = 現実

刷り込みは潜在意識への方向付けですから、そのあと自分で努力する、行動することがもちろん必要です。


アファメーション(ルー・タイス)

終わりに

ぼくたちはいつも、「行動しないと意味がない」と言いますし、言われます。
行動すると長続きしなくて、「三日坊主で終わるとは情けない」と言われます。

行動は変化であって、その変化が不快です。
それを受け入れるために、心の準備を先にする、これが大事だったのかと妙に腑に落ちました

目標を持ち、リアルにイメージをし、それに向かって行動する。
ハードルが高いように見えて、実はこれが習慣になれば簡単になります。

さっそくイメージを強く、そして目標を意識することを始めてみます