本を出したい人の第一歩はここから~印税で1億円稼ぐ(千田琢哉)

自分も本を出したい!

と思っている人は多いはず。
千田 琢哉さんは本を何十冊も出しており、「印税で1億稼ぐ」と銘打てばとても説得力があります。
本を出したいと思っている人にはおすすめの本です。


こんな本です

本を書くためのテクニックではなく、どのように捉えて、どのように行動すべきかをについてまとめてあります。
いつもの見開き2ページで一つではなくて、3ページ割くなどいつもとコマ割りは違います。

章構成は以下のとおり

 1.はじめの1冊
 2.処女作は何が何でも増刷を
 3.10万部セラーを叩き出す
 4.売れた後の1年間
 5.ピークを迎えてその後

こんな人におすすめ

・本を出してみたい人
・作家を志している人


印税で1億円稼ぐ(千田琢哉)

感想

1.つべこべ言わず、まずは自力で原稿を書き上げてしまう。

「原稿はないけど企画ならあります」と言う人の企画は、たいていつまらない。
原稿を書き上げることによって、企画は初めて具体的になるのだ。
本を出したいのに、原稿をまだ一度も書いたことがないこと自体、本気でない証拠だ。

本を出したい人は多い。
けれど、それは「あわよくば」というところで、誰かが引っ張りあげてくれないかなと期待しているだけの状態。

著者は何十冊も本を執筆しているだけに、言葉に説得力がある。
たしかに本気で出版したいのであれば、それを原稿にするべき。


でもしないのは、実は書く内容がよく定まっていなかったり、書いて無駄になったらどうしようと思っているから。

ブログを毎日綴っておくと、それをまとめることで本にできることがある。
著者は、ブログの記事は「えっ、これが無料で読めていいの」というくらいにしっかりと書けと言っている。
また、没原稿はあとで宝の山となる可能性がある。

本を出版したいのであれば、とにかく書き続けることしかないんですね。


印税で1億円稼ぐ(千田琢哉)

2.処女作は、好きなことではなく得意なことを書く

一番大事なことは、2冊目以降も出版社から声をかけてもらえること。
そうであるなら、自分の好みはまずおいておき、出版社の提案する内容に則って書く。
売れなければ意味がない。

だから、好きではなく、得意なことを活かして売れる処女作とする必要がある。

そして、そこに自分のすべてを注ぐこむべきである。
とにかく2冊目につながる1冊目でなければならないから。

とはいえ、もしも本当に本を出せるようになれば、「絶対に最高傑作にしてやる!」と思うくらいの気合で書くとは思いますが。
「ここは次の2冊目にとっておこう」はNGだそうです。
1冊目で増刷がかかるかどうかが勝負だからです。


印税で1億円稼ぐ(千田琢哉)

3.増刷がかかる前に、第2弾を書き上げておく

これから職業作家として生きていくためには、いかにして2冊目のチャンスを掴むのかが大切になってくる。
大半の作家志望者たちは、2冊目のチャンスを掴めずに消えていく。
2冊目の最大のチャンスは、増刷の報告を受けた瞬間にやってくる。

渾身の1冊を書き上げたら、きっと脱力してしまうだろうな・・・。

そこを攻めて2冊目を書き上げておくとはさすが。
売上が落ち着いてから、そろそろ次に行くかとやるよりも、熱い内に打てということですね。

それがプロの作家ということですね。
常に書く。
書くことに抵抗がない。


印税で1億円稼ぐ(千田琢哉)

4.初版の印税は、すべて販売促進に回す

ネットの知識でしかないのですが、印税というのは、印税率 × 本の価格 × 発行部数 だそうです。
新人だと8%、一般的には10%。
発行部数は売れても売れなくて、印刷した文が丸々入るとのこと。

そうすると、印税率8%、価格1,200円、発行部数5000冊とすると、
印税は48万円になる。
著者も処女作の初版の印税はたいてい数十万円といったところと書いているので、あながち間違った計算じゃないと思う。

普通にサラリーマンしていると、50万近くが入ったら「よっしゃ」とガッツポーズになりますが、職業作家になれば、それだけで収入は終わり。
それどころか・・・

だが、多くの場合そう簡単に増刷かからない。
あれほど期待に胸膨らませていたあなたの処女作も、驚くべきことに発売2週間後にはすべて返品されてどこの書店にも見当たらない。
増刷どころから返品の嵐で出版社は大赤字だ

本は印刷されることが全てではないわけですね。

そこからいかに売るかを考える。
次に繋がる処女作だけに、著者自身もどうやって協力ができるのかを行うべき。
だから、最初の印税は次につなげるための経費とでも捉えておく方がいい。


これが2作目につながる現場の考え方なのでしょうね。


印税で1億円稼ぐ(千田琢哉)

5.10万部突破は、印税1億への登竜門

職業作家として生きていくためには、いつか10万部セラー(印税は約1,000万円)を出しておきたい。
”いつか”とは具体的にいつがいいかといえば、初期の段階で出しておいたほうが精神的には断然楽だし、大好きな執筆に没頭できる。


もはやもう、一般人から見たら雲の上の世界で何がなんやら。
3章「10万分セラーを叩き出す」の場所では、10万部突破の利点をいろいろと説明してくれています。

・3万部で3社から声がかかり、10万部では10社から声がかかる
・10万部突破すると、取材やインタビューが殺到する
・今年の勝負本リストに入れてもらえる

などといった効果があるようです。
これから本を出したいと思っていると1冊目を出すことだけに照準を合わせてしまいがちになりますが。
2冊目以降、そして10万部という大台を超えることなど、甘くはない世界が待っています。

そんなプレッシャーと戦いながら書き続ける、よっぽど好きではないと務まらない世界ですね


印税で1億円稼ぐ(千田琢哉)

終わりに

本を出したいとおぼろげに思っている人にとっては、とても参考になる本です。
そして、高い壁があるなと実感するとも思います。

プロを名乗るのであれば、やはりそれなりの覚悟や努力が必要です。
当たり前だけど、それを再認識し、見たことがない世界を知り心がワクワクもしました。
次回 → 極上の25冊を知りたければこの本を読め~本を読んだ人だけがどんな時代も生き抜くことができる