常識からはみ出す生き方 ノマドワーカーが贈る「仕事と人生のルール」(クリス・ギレボー)

仕事を辞めてノマドになることがもてはやされていますが、きっとそれは心の問題かもしれません。

自分の仕事をワクワクするものに変えれば、独立しなくてもいいわけです。
その意味で、常識からはみ出す考え方が必要で、現状の常識を疑いよりよくする一歩を踏み出すことが、今必要ではないでしょうか。



こんな本です



章構成は以下のとおり

 1.すばらしい人生を送るために
  1-1 人の期待に合わせて生きていないか?
  1-2 常識からはみ出して生きよう
  1-3 「不安の壁」をぶち破れ
  1-4 ルールを変えて、「普通」に立ち向かえ!
 2.仕事を再発見する
  2-1 能力こそ、最大の防御
  2-2 大学院VS.ウェブの世界
  2-3 「小さな友軍」の力を引き出す
  2-4 パーソナルファイナンス
 3.収束のパワー
  3-1 いらないものを断つ習慣と豊かさの追求
  3-2 ノマドライフを選択する
  3-3 君の生きた証を残す



こんな人におすすめ

・今の生活、現状に違和感のある人
・常識外れと言われる人
・現状を打破したい人
・一歩踏み出したい、背中を押して欲しい人


常識からはみ出す生き方 ノマドワーカーが贈る「仕事と人生のルール」(クリス・ギレボー)

3つの感想

1.本質は、ワクワク働くことにシフトする

ノマドになることを勧めしている本ですが、この手の本を読んで思うことはノマドになっても一生懸命に働いているってことです。
人によっては、土日の区別がなくなって会社の時よりも働いている人も多い。

どうもノマドといえば楽で儲かる的なイメージがあるようですが違います。

自分の好きなことを仕事にして、毎日ワクワクして働くことです

だから、会社勤めの方で「おれにとってはここが天国だ」と思えたらそれでいいんです。
毎日ワクワクしたらそれでいいんです。

会社をやめるのは、自分にとってよりよい働き方があるから。
だからノマドになる。

給料が安い程度なら、ブログを書く、何かの講師をする、FXをやるといったことで収入の道を増やすことが可能です。
というのも、著者自身も「とにかく一生懸命に働く」ことを推奨している。

自分の人生を人の期待どおりに生きる必要なんてないってこと

ここがポイントで、よく考えてみるべきです。


常識からはみ出す生き方 ノマドワーカーが贈る「仕事と人生のルール」(クリス・ギレボー)

2.「失敗・成功・変化」への恐怖心を打ち破る

常識からはみ出すためには、つきまとう3つの恐怖心(失敗、成功、変化)に打ち勝つこと。
成功している人でも恐怖心があります。
恐怖心を感じない、ということはありえません。

単純に、以下の図式を行っていると著者は言います。

変化する恐怖 > 現状のとどまる痛み



変化する恐怖 < 現状にとどまる痛み

自分らしく生きることは、現状の矛盾点と戦うこと。
矛盾がひどい痛みになっていけば、変化する方が痛くなりません。

環境がひどいアパートの一室から、新しいマンションに引っ越すことも同じです。

我慢すればするほど現状の痛みは積み重なっていきます。
それが「環境が変わってしまうけど、ここに引っ越した方が楽になる」と思えた時が、決断の時です。

今の仕事が嫌な人は、独立転職するための準備をコツコツしたらいいんです。
どこかで現状の痛みのほうが大きくなります。

だから選べる。

そのためには、起こりうる最悪の事態を想定をしましょう。
そうしたら、漠然とした恐怖が、目に見える形の恐怖になって思っていた以上の恐怖ではなくなります。

例えば、旅行に行くのに休日が足りないので、その前日の勤務日を休みにするとする。

勤務日に休むとなると周りの同僚に何か言われます。
その分、仕事が遅くなり、残業が増えるかもしれない。
自分の責任の範囲の仕事で不慮の自体が起きたら。

と、変化のために不安になります。

とともに、旅行にいけなかったとしたら、どうでしょうか。
休みをとってまで行きたいところへ行く
きっと価値ある旅になります。
もしも、休みを取らなければ、ずっと行けることはないでしょう。

と、変化しない痛みが伴います。

大学の研究室では先輩から代々言われる言葉あります。
「研究がうまくいかなくても命まで取られないから」

と。
実は、というか1日休んだところでどうかなるわけじゃないんですよ。
現状を変える恐怖心を過大評価しているんです。
だから、慣習が変わらない。常識のままでどんと鎮座している。

踏み出したら景色は変わります。

踏み出す恐怖の乗り越え方を覚えない限り、常識からははみ出ないのです。


常識からはみ出す生き方 ノマドワーカーが贈る「仕事と人生のルール」(クリス・ギレボー)

3.不要なものをキッパリ断る習慣

常識からはみ出すことは、今の常識を疑うこと。

そうしなくてはいけないとみんなが思っていることは、案外無駄が多い

でも、みんな変化を恐れてそれを口にしないし、口にした人を攻撃する。

著者は不要なものの例やそれを捨てるために言葉述べています。

・人から与えられた、あるいは自分でつくりだした、忙しいだけで意味のない仕事
・無意味な義務や責任
・仕事や時間に対する社会規範や広く信じられている考え
(中略)
「これをやらなければ、世界は終わるのだろうか? 誰かが死ぬのだろうか?」 (抜粋)

常識からはみ出ることは、別にノマドをさすわけではなくて、新しい価値観を探すことです。

常識というのは不条理なことが多くて、そして変えがたい。
疑いを持たずに生きていけば、誰かから何かを言われることを最小限に抑えることが出来るけれど、それってむなしい。

だから、不要なものをキッパリと断る、捨てる。
Noと言えるようになる。

それは本当にみんなで共有したい考え方。

そして、その実現のために、やめることリストをつくる。
テレビをやめる、電話をやめる、メールをやめる、ネットをやめる

最初は抵抗があるかもしれないけれど、やってみると自由な時間が圧倒的に増えます。
使い方を見直す機会にもなります。


常識からはみ出す生き方 ノマドワーカーが贈る「仕事と人生のルール」(クリス・ギレボー)

終わりに

本書を読んだからといって、常識からはみだせるようにはなりません。

そんな魔法はありません

大事なことは、現状の辛い・嫌だなと思うことをワクワクに変えることです。
身の回りのいろいろなものが常識に縛られていて、それを解放した時に新しいものが見えてきます。

自分の裁量で何とかなる程度なら仕事をやめずに、現状を変えることは十分可能です。
常識からはみ出すことは、別に仕事をやめることではありませんので。

自分の人生は自分が主役ですから、悔いなく生きたいですね。

同じ作者の書評あります → 1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法