一生トップで駆け抜けつづけるために20代で身につけたい勉強の技法

千田琢哉さんの本は論点がわかりやすく、しかもスパッと切っているので読み味爽快です。
鋭い観察眼で得られた気づきを分けてもらえるのもありがたいです。




こんな本です

千田さんが20代に向けた社会人の基本とも言うべきことをまとめたものです。

そうだよなということが満載で、あの時の自分が読んでいたかった一冊です。
章構成は以下のようになっており、1つの章ごとに10個の格言が入っています。

 1.勉強の基本スタンス
 2.学校で教わらなかった国語の授業
 3.学校で教わらなかった算数の授業
 4.学校で教わらなかった理科の授業
 5.学校で教わらなかった社会の授業
 6.学校で教わらなかったお金の授業
 7.学校で教わらなかったコミュニケーションの授業

こんな人におすすめ

・学生さん
・社会人なりたての人
・仕事でうまくいかない人

一生トップで駆け抜けつづけるために20代で身につけたい勉強の技法

7つの感想

各章で印象に残ったことを紹介します。

1.知性があれば、ウジャウジャ群れない


トイレに行くのにも誰かを連れて行かないといけない人がいる。
ご飯を食べに行くのも、どこかに行くのにも、同じでとにかく誰かがいないといけない。

特に学生のときには多かった。
なんで一人で行動できないんだろう、なんで一人で決められないんだろう。

知性がある人はそうしないという。
それは勉強すればするほど、群がって時間を潰すのがもったいなくなるから。

なるほどと思う。
群がれば群がるほどに、時間のロスが大きくなり、自分の本来やりたかったこともできなくなることが多い。
という以前に、自分の意志が、決断が、どんどんなくなっていってしまう。

することは人の顔色、周囲の人間を見ることばかりになってしまう。
知性が育たなくなるわけですね。

一生トップで駆け抜けつづけるために20代で身につけたい勉強の技法

2.分厚い企画書を作るのは、読み手の命を軽んじているから


師匠とも言うべき研究室の教授はいつも

「A4一枚にまとめられなかったら意味が無い」
「目的、方法、結論が明確でなければいけない」
「結論は一体何かね」

と。

何でもそうだけど、自分が苦労したことは苦労は話として誰かに聞かせたくなる。
そうして、自分の不遇なりを昇華させる。

これが仲の良い友人ならいいけれど、仕事相手ならたまらない。
相手が欲しい情報をしっかりとピックアップして、選別しないといけない。
また、何が重要で価値があるのかもわかっていないといけない。

案外できない。
情報は自分で持っていればよくて、必要な分だけをアウトプットする。

だから、企画書の厚さは、相手のことを思いやる気持ちに反比例して、成功率にも反比例する。


3.「私、文系だから・・・」は、禁句



数字が入ると「私、文系だから・・・」と逃げてしまう人がいます。
何も知ろうとしないで情報を拒否している状態です。

これは、千田さんは「組織では数字に弱い人間を管理職に昇進させるわけにはいかない」と指摘します。

全くもってそのとおりですね。

と笑ってしまいました。
きっと自己弁護であったりするんだと思うのですが、この思い込みをとっぱらわないことには、情報は入ってきませんし、自分の成長なんてありえませんから。

やってみるだけですね。

一生トップで駆け抜けつづけるために20代で身につけたい勉強の技法

4.動き出すより動き続けるほうが楽チン


車が走るのは、道路とタイヤに摩擦が働いているからです。
ちなみに、摩擦がないと氷の上のように制御がきかずただ滑っていくだけになります。

摩擦は抵抗であります。
「動こうとするとき」と「動いているとき」では、実は「動こうとするとき」の方がより大きな力がいるのです。

これって、何でも当てはまりますよね。
何かを始めるときには、きっかけがないと動きにくいし、最初の一歩が踏み出せない。

でも、一歩が出ると案外二歩目は案外でます。

その一歩を踏み出すことが成功の道です。
まごつくよりも踏み出すこと、そうしたらそれを続けることは案外簡単なのですね。

やってみたい習慣です。


5.いいものが伝わるには、時間がかかる


悪いうわさ話ほどすぐに伝わりますよね。
でも、いいことはなかなか伝わってこないし、仕事の面でも効率化できるいい方法があってもなかなか導入されません。

自分がこうするべきだという信念も同じで、周囲に浸透するまでには時間がかかるということです。

千田さんが最後にまとめとして、「歴史的に、英雄は人生の前半で孤独な時を過ごすことが多い」というのに妙に納得しました。

つまり、自分の信念を貫こうとするほど、周囲に理解をされるわけでもなく、いい循環できるわけでもありません。
いつも通りに迎合するか、それとも貫き通そうとするか。
貫くためには年月がかかり、人の理解も得られず孤独を感じるということです。

難しいなあと思いますが、真理をついていますね。

一生トップで駆け抜けつづけるために20代で身につけたい勉強の技法

6.「おいしい話」は、詐欺師の自己紹介


たいして親しくもなかった旧友から「会いたい」と連絡があったら、それは借金の話だと考えて間違いない

冒頭から笑ってしまいました。
世界は広くて、人脈が広がるほどに、いろんな人がいろんな話をしてくれます。

根本的に「おいしい話」があるなら、そんなに熱心には勧誘せずに、まずは自分を成功させるのに没頭するはずですよね。
それでもしてくるということは、おいしいというよりも、「力を貸してもらいたい」わけです。

共同でビジネスをしようというのならともかく。
「おいしい話」をしてくる段階で、その人は友人ではありません。
それに、世の中、おいしい話ってないですもんね。


7.論破するたびに、人もお金も離れていく


タイトルを見るだけで、あいたた・・・と思います。
自分もやっていた頃があります。

世の中の広さを知らないと、変に自分が賢い、えらいと思ってしまいます。
そして、自分の正しさを主張して、相手を言い負かすことが目的になってしまいます。

結局、それで何が得られたのか。

相手は自分のことが嫌いになり、敵が増えただけ。
その場のやりとりはたしかに自分に軍配が上がったとしても、その後は悪化するだけです。

そんな人と一緒に働きたくないので、どんどん人が離れていきます。

当然のことですが、それを身にしみてやめていかないといけませんね。
さすがに今はしていません。

一生トップで駆け抜けつづけるために20代で身につけたい勉強の技法

終わりに

さらっと読めるけれど、内容はしっかり。
そんな感じの本です。

基本を身につけることが人生にどれだけ大きないい影響を与えるのか、読みながら実感しました。
20代って勉強の時ですよね
次回 → 一生イノベーションを起こしつづけるビジネスパーソンになるために20代で身につけたい読書の技法(千田琢哉)