ドラマ「ノー・セカンドチャンス ~身代金の罠~」ネタバレ感想 ~驚くほどの急展開の連続。名作!

今回はHuluでドラマ「ノー・セカンドチャンス ~身代金の罠~」を見ました


アメリカの小説をフランスでドラマ化したもののようで、フランスでは平均視聴率30%を獲得したとのことです

30%って聞いて「はっ?」と思って「フランス人がそこまで見るのはどんなドラマ?」と、見た感じです
が、たしかに30%取るだけあってか、急展開なストーリーに引き込まれる演出で連続で、1時間×6回があっという間でしたね
ジェットコースター・サスペンス、というのはちょうどぴったりです


以下はネタバレしますので要注意です



予想外の展開の連続で推理どころではありませんでしたが。
何がどうなっていたかを整理していくと、

夫ロランが父から虐待を受けており、弁護士のルイに打ち明ける
ロランはもともと精神的に不安定、芸術家気質?
妻アリスは、医者の仕事をしながら生後6ヶ月の娘を育てて、充実の日々を送っていた

酔っ払った諜報員のリシャールがアリス宛に未練たらたらの留守電を残すが、それを夫が聞いて削除し、夫ロラン発狂
発狂したロランはアリスの浮気を確信し、探偵を雇い素行調査をして、殺害計画を立て、夜勤から帰ってきた妻を背後から撃つ
そこに隣人のルイがやってきて、ロランを止めるが、勢いでロランを撃って殺害してしまう

ルイは自分が警察から悪徳弁護士だと評価されていること、両親が死んだことで赤ちゃんのタラが虐待祖父に育てられることに危機感を持ち、悪徳弁護士バカールに養子縁組の話を持ちかける
タラが緊急搬送されて、なんとか救われて8日目に目覚める、これが1話の最初ですね

1話から思い出してみると、弁護士のルイはアリスが蘇ってゾッとしたでしょうね
かと言って、打ち明けるわけにはいかないし。
というか、、、救急への通報をもっと早くしておけばアリスの目覚めも早かったような気がします・・・。




ルイがいつも深刻な顔をして、何があってもアリスの味方であったのはタラの養子縁組があったんですね
途中で何も言わずに車さえも貸し出しますからね。

展開はまさかのまさかですが、、、身代金の要求につながるとは・・・。
悪徳弁護士のバカールと、脅迫などを専門にしていたパヴェル・サム?・リザの3人組が、養子縁組待ちをしていたタラを見つけ、さらにロランの祖父が資産家だと判明しての脅しだと思います
その当時、パヴェルはアリスのヤク中の妹クレールと付き合っていて?、その関係もあってか、クレールは暴力を振るわれていたのだろうし、クレールが身代金を使っていたわけですね

おそらくですが、クレールはメンタル不安定で、ちょっとした悪事にも加担していたと思われるので、養子縁組を待つ間にタラの面倒を見ていたのだと思います
パヴェルには身代金をもらえばタラは返すと言われて、お金欲しさに協力して、挙句、殺されたのだろうと。
遺体が見つかった別荘?は、タラの衣服が見つかったのは、そこでクレールが面倒を見ていたのと、脅迫のために衣服を切った残骸があったのではないかと思います



このドラマはとにかく警察が無能でしたね・・・。
テシエとロマノはある程度優秀な捜査官って感じはしますが、最初の身代金の要求では取り逃すし、追跡の時には車を止めないなど、決定的チャンスを逃してしまいました
アリスとリシャールのことを勘違いして、犯人ではなくて被害者のことを妨害してばかりで・・・。

結局は、二度目の身代金要求では、彼女たちは警察を全く信用せずに、そのせいで犯人を捉えることに失敗しましたね
この部分が痛かったですね
犯人はプロのはずが、実はたった3人だけの実行犯でしたので、警察組織と連携を取れれば全く違った展開だと思います

自分の娘のことが心配なのはわかりますが、警察などの公的機関を全面的に信頼することも必要だなと。
警察も被害者から信用されないために、誤捜査や誤認識の連続で犯人側に有利な展開になっていましたね
警察がどうやってタラを見つけられないのは、アメリカに養子縁組されていたからですね

二度目の身代金の要求に関しては、アリスがカモだと理解したからでしょうね。。。
バカールがアメリカに行って、タラの髪の毛を手に入れて、リザたちに渡して再び脅迫・・・。
これにお金をまた出すのもばからしいことですが・・・。

この辺もうーんではありますが、、、100万ユーロって1億3,000万円くらいありますから。
犯人グループは他の人間も脅したりしているわけで、お前らどれだけお金が必要なんだよ!ってツッコミを入れてました
アリスも警察にも相談せずに、義理の父母にお金の用立てをお願いするなど無茶苦茶でしたね




ルイがバカールを殺害した時に、なんでここまでアリスのために・・・と思ったのですが、罪滅ぼしだったんですね
それを2年前にやっておかないから、いけなかったんだけど、彼は彼なりの罪滅ぼしだったとは思います
自己保身のほうが強かったですね・・・。

ただ、リシャールの存在を知ったならば、ルイはリシャールの助力を仰いで、諜報機関の力を利用してタラを取り戻して、バカールだけを突き出すことも可能性としてはできたのではないかと思いますが、、、
真実を知るルイが黙秘を続けたことによって、いろんな人が駆けずり回っただけともいえますが。。。
ルイはバカール殺害の容疑もかけられずに、最後は引っ越しをすることでいなくなったわけで、痛手を追わなかったともいえますね・・・。


タラの居所がつかめたのは何よりでしたが、、、あのタイミングでアリスがジョギングのことを思い出したことも衝撃的でしたが、養子に出された生後半年後から2年経った娘を取り戻すのはほぼ不可能ですよね・・・。
あの現実を知るのは相当なショックでしょうね・・・。
リシャールの活躍によって、なんとなんと、

「2人で育てましょう」

って。
これには流石に驚きでしたし、アメリカからフランスに移住するのも相当なものです。。。
養子縁組にも流石に驚きましたが、この2人で育てようという提案も相当な衝撃ですよね。
もう諦めるしかない・・・からの、急転直下って感じで、最後の最後までジェットコースターでした

とか言いつつ、もう一弾驚きがあるのではないかと身構えていたのですが、タラの誕生日にリザが銃撃するという。
なくてよかったです

ちなみに、リザは相当残忍な女性でしたが、もともとは12歳で誘拐されて、誘拐犯に育てられたがために自分もその環境に染まるしかなくて、ストックホルム症候群になったと。。。
「おいおい!」って本気で怒りを感じましたが、でも、犯罪者に育てられたらそうなるのかもしれません

父親だと信じていたサムが死んだ時には泣きじゃくっていましたし、サムに殴られるのも愛情だと捉えていた描写もありましたし。
歪んだ愛情を感じて、歪んだ価値観で、何も感じずに人を殺していたのでしょう
ストックホルム症候群といえるのかも

警察に捕まるとすべてから自由になったわけで、彼女の涙は本物なのかもしれませんね。。。

このドラマを通じて、リシャールが全部美味しいところをもっていったというか、苦労人であり、アリスに誠実な人間だったと言えるのかな
元恋人であり、諜報員であるから急に消えなくてはいけなかったのはありますが、好きだった人が結婚していたらショックでしょうね
なんだかんだと、再び結ばれるわけですから、苦労した甲斐はあったのかなと思います

最後はリシャールも合流しての誕生日パーティーになって本当に良かったです
終わりよければすべてよしではありませんが、最後の謎解きにはゾクゾクしましたね

ただ、、、2家族で子育てはとてつもなく大変でしょうし、アリスは良くも悪くも芯の強い人ですから、ちょっと難しいのではないかなと思ったり・・・まあ、それは余計なお世話として
海外ドラマのサスペンスものは当たりが多いような気がしますね


次は何を見ましょうか