ドラマ「SUITS(スーツ)」シーズン5のネタバレ感想

今回はドラマ「SUITS(スーツ)」シーズン5を見ました
ブログの方ではシーズン4の記事はありませんが、毎年しっかりと見ていました



Huluで見たので吹き替えなのが毎回ありがたいです



以下ネタバレするので注意です


1.あらすじ

シーズン5は前半と後半の2本立てという感じでした

前半は秘書のドナがハーヴィーの元から去り、ルイスの秘書になる
そのせいで、ハーヴィーはパニック発作を起こすようになり、こっそりと精神科医の元に通い薬をもらう
ハーヴィーはカウンセリングを通じて、葛藤しながら、激怒しながら、自分のことを知る過程で、その根本が家族のことにあると指摘される

マイクは婚約したレイチェルのパパ・ロバートに認められようとして、仕事を一緒にするがなかなか相性が合わない


ルイスは自分のことしか考えない行動を見せたり、急に友情を見せたりと相変わらず迷走していく
ハーヴィーはルイスを友達と言いながら、クライアントとなった彼の妹・エスターと寝てしまって(ルイスは絶対に寝るなといい、ハーヴィーは約束したにも関わらず)、彼を猛烈に怒らせる
この一件でハーヴィーはルイスをボコボコにしてしまい、怒ったルイスは彼を役員会の投票にかけて停職させようと目論む

ここにつけこんだのがジャック・ソロフ。
彼をうまく利用して自分が代表になろうと画策し、ハーヴィーを排除しようとする
ジェシカはジャックの動きを探らせるために、マイクを近づかせる

逆にジャックはマイクの有能さに気づき、ジュニアパートナーへの昇格を推薦する
こうしてマイクが昇格していくと、ハーバード大学を出ていないこと、弁護士資格がないことがばれるリスクがあり、ジェシカは事務所を昇進を断るなどの話をするが、マイクの決意は固く昇進を引き受ける
昇進後の初仕事で何と相手は、自転車便をやっていたときの知り合い(マイクが口説いていた)で、自分が偽弁護士であることにバレることを恐れる





レイチェルを巻き込むことでなんとか難を逃れようとするが、彼女にばれてしまい、口止めには成功する
しかし、彼女はマイクとレイチェルに嘘の人生は身の破滅をもたらすからやめるように忠告する
2人はこのことで悩む

ルイスはジェシカの言葉で改心するものの、ジャックの罠は進行していくが、ギリギリのところでなんとかハーヴィーの停職を防ぐ

後半戦(といっても自分の中での話であって、それと前半と後半は見た期間が数ヶ月くらい離れている)

代表になろうとするジャックを味方に引き入れたかと思いきや、またもや反乱を企てる
ハードマンの差し金だった
彼はジェシカの事務所の乗っ取りを画策し、ルイスはジャックがハードマンに弱みを握られていて脅されていると見抜くが、その弱みが何なのかわからない。

ハードマンの計画は、なんと彼女の全クライアントの買収であり、そのことで彼女がシニアパートナーたちから投票で追い出されることを狙っていた
その手先となっているのがジャック
ハードマンのクライアントへの攻撃で窮地に立たされるジェシカ

ハーヴィーも手を尽くすが、資金差がありすぎて買収を防げそうもない
そんな中で、彼は資金源が前シーズンで刑務所に送ったホースマンだと気づき、別のもっとひどい刑務所に行かせるぞと脅すが、ホースマンはびくともしない

「ハードマンや君の事務所に何の興味もない。
私が興味あるのは、首が事務所を辞めて私に頭を垂れることだよ」とハーヴィーへの復讐によってハードマンの支援をやめると、取引を持ちかける
ハーヴィーは苦悩する



マイクは結婚が近づくに連れて、自分が嘘の人生を歩んでいることで、婚約者のレイチェルに多大な犠牲を払わせていることに葛藤する
結婚式に出てくれとトレバーに話をすると、彼は更生して結婚もしていて「お前のことを大事に思っている。だから、嘘の人生をやめろ」と忠告され、過去のことから結婚式には妻から行ってはいけない反対される
マイクは葛藤の末、弁護士をやめることを決意する

事務所ではクライアントを奪われる状況にあって、ジャックが反旗を翻し、ジェシカをやめさせる投票に持ち込む
そこにハーヴィーが現れて、ハードマンが買収から手を引いたことを報告し、シニアパートナーの前で話をして、投票はジャック以外誰も賛成せずに、ジェシカの続投が決まる
ハーヴィーは自分が事務所を去る決意をし、ホースマンと取引をしたのだった

自分のデスクに戻ったところに、マイクが辞表を持って現れて、彼の決意を受け取り「君がいたからここまでこれた」とお礼を言う
丸く収まろうとした瞬間、マイクがFBIに偽弁護士の罪で逮捕されてしまう

逮捕によって、レイチェルの父ロバートに無資格であることがばれ、いろんな人にばれていく
検察ギブスの狙いはマイクではなくて、ハーヴィーだった
マイクにハーヴィーを売れば助けてやると言われるが、マイクは断る

ギブスはマイクを無資格だと知って雇ったとして共謀罪でハーヴィー、ジェシカたちを捕まえようとして戦う構え
その情報源は密告であり、ハッキングで卒業証書などを作っているので表向きマイクは弁護士であり、確たる証拠はない
しかしながら、マイクは嘘を塗り固めているので、彼が正式な弁護士であるという証拠もない

しかも、一歩ミスれば、ハーヴィー、ジェシカたちも捕まり、事務所を崩壊させる可能性もある
その中で、ハーヴィーはギブスとやりあうが、ギブスはマイクの周囲に権力で脅すなど卑怯な手を使ってくる
レイチェルはメンタルをやられ、ハーヴィーを売ることさえも考え始める

これらのことは、ハーヴィーの秘書に雇ったグレッチェンが、マイクの昇進で雑誌に記事を依頼したことで始まっていて、ルイスの元恋人のシーラに問い合わせが入ったが、マイクの経歴書がなく、通報したようだった
裁判を防ぐことはできず、突入する

お互いに確たる証拠がなく、有罪か、無罪かの間で揺れ、「このままでは後一押しが足りない。(判決を決める)陪審員たちがお前を助けたいと思えないといけない」とハーヴィーは分析する
ハーヴィーたちが呼んだ最後の証人は、シーズン3か4で冤罪から救った被害者だった
ここからマイクが自ら弁護人となって裁判を進めていく

被害者の母は「弁護士の資格があろうとも誰も息子を助けてくれなかった。私からすれば、資格があろうと関係ない。マイクに出会えたから息子が救われた」と
そして、最終弁論。
マイクは用意したメモが覚えられず、その理由も含めて「自分は詐欺師です」と告白し、資格があるかではなくて、被害者のために何かができるかだと訴える

レイチェルは感動し、陪審員たちの心を動かしたと無罪判決が出ることを確信する
ハーヴィーも納得し判決をまとうとするが、ジェシカは「陪審員の判決で決められるなんて嫌。裁判を無効にして」と彼に言う
しかし、その画策も失敗してしまい、やはり判決待ちとなる

もしも、判決で無罪となれば、検察は二度とこの件でマイクの罪を問えなくなり、彼は堂々と弁護士として活動ができるようになる
しかし、有罪判決となれば、彼の懲役は7年程度、ハーヴィーやジェシカは共謀罪を疑われ、彼が関わった88もの裁判のやり直しになり、事務所に壊滅的な被害を与えてしまう

マイクは判決が出るまで葛藤する




そうして、彼が出した答えは「司法取引」だった
ハーヴィーやジェシカなど事務所側の一切の責任を問わないかわりに、自分が有罪だと認めて刑期2年、この条件についてあとからハーヴィーと再交渉を禁止する、というものだった
ハーヴィーが止める前に、マイクはサインして、彼の有罪が決定してしまう

出頭までの72時間
ハーヴィーは陪審長を訪ねて結論はどうだったのかと聞き、陪審長は「もっと陪審員を信じてほしかったよ。我々が出した答えは無罪だった」と。
悲しむレイチェルであったが、マイクへの愛は変わらずに結婚式をあげることに

結婚式は小規模なものであったが、怒っていたロバートも出席してくれることに
もうすぐ式というときに、マイクはレイチェルに「やっぱりできない。僕が2年後に出所してそれでも愛してくれるなら結婚して欲しい」と
マイクはレイチェルが自分と結婚することで、家族と仲違いをして、弁護士になれない可能性も考慮しての決断だった

そして、ハーヴィーに連れられて彼は出頭する
結婚式がキャンセルとなり、事務所に戻ったジェシカ、ルイス、ドナたちは、事務所がもぬけの殻になっていること発見する
誰もいなくなったのだった



2.感想

かなり盛り沢山でしたね
いやいや、濃かった、濃かった

ということで、思ったことからどんどん書いていきます

1)マイクとレイチェルの茶番が嫌

シーズン5の配信があったのは知っていたんですが、なかなか見なかったんですよね
そして、見始めたのに途中で一度断念しています
その一番の理由は、マイクとレイチェルのどうでもいい茶番ですね・・・。

あの2人のヒステリーにうんざり・・・。

うんざり・・・。

もう見るのやめようかなと思うくらいうんざりしていました
それくらいあの描写がいるのかなと不思議ですが、いるんでしょうね
リアルティを追求しているのかわかりませんが

今回は各個人が葛藤して、少しずつ成長していく様子を描いているためか、かなりトロトロして「うーん、、、」な場面は多かったですね
君たちはガンガン戦えばいいんだよと勝手に思っている自分がいます



2)マイクの有罪・無罪

久々にまともな裁判をしていたような気がしますが、もしかして初めて?
そのくらいこのドラマって裁判がありませんよね
ジェシカが言っていたように、誰かに判決を委ねるよりもその前に自分たちで決着できる司法取引等のいい、というのがわかります

アメリカの裁判のおもしろいのは、マイクが有罪か無罪で争うわけで、マイクが最後は自分は詐欺師だと、真実を述べたのに陪審員たちは「無罪」評決に達するわけですから
なんというか、善悪の基準が日本人とは違う感じです
日本人的な感覚でいえば、「ほら、この人、嘘付いているから有罪だよ!」って感じなのですが

レイチェルもマイクの最終弁論に感動した、という茶番の下りにうんざりしつつ・・・。
無罪になると、マイクの弁護士資格は本物となるという解釈もおもしろいですけども・・・ただSNSが普通になっているので、どう考えてもこんな弁護士が成り立ったらおかしいでしょう

でもでも、、、、論理的にはこういう風になるんですよね・・・

ハーバードに行っているのを誰も見たことない

それが事実であっても裁判で無罪なら、ハーバードに行っていることになる

裁判で有罪にならなければ、誰かを殺していても無罪になる、自分は正しいと証明できる、という不思議な理屈
でも、世の中ってそういうものなんでしょうけどね
しかも、陪審員に訴えたのは、「彼を救いたいかどうか」だと思うんですけど、そうなると、全然違った理屈で考えて、無実を出しているわけですね
こういうのが法廷戦術というわけですね



3)マイクの嘘の功罪

マイクが弁護士をやめると決断した時に、私は喜びましたけどね
まあ、やっぱり嘘を突き通すことはすっきりしないし、わかりきっていたことですが、どんどん自分の首を締めることになります
やれやれです

こういったことがわかっていながら、彼を雇ったハーヴィーの罪は大きいと言わざるを得ませんが
その代償を大きすぎましたね
彼は天才かもしれませんが、万能ではないんですよね

記憶力が天才的な代わりに、倫理観はまったく育っていない
それがマイクであり、ゆえに平気で嘘をついて弁護士をやってしまう
彼のせいで起きた悲劇ですね・・・

でもでも、そのおかげでこれからは嘘をつかなくてよくなったので、次からはすっきりとドラマを見られるかも



4)シーズン6こそ楽しみ?

事務所が傾くことがわかったので、従業員が一斉にいなくなりましたね
何もなくなったどころか、マイクが関わった裁判はすべてやり直しになるので、その裁判費用は膨大なものになるし、責任問題にもなりそうですから、脱兎のごとく逃げたんでしょう
うーん、、、薄情者

とはいえ、この事務所のシニアパートナーってみんな有能なはずなんですよね、きっと
無個性で衆愚的に描かれているのは、毎回ずっと違和感しかないですが
そうした人達がいるなら、もっと違った判断になるだろうし、ジェシカに忠誠心を持ってついていこうという人も絶対にいる

と考えると、もぬけの殻って、やりすぎな演出ですけどね。
ただ、誰もいなくなったからこそ、ここから立て直す、一からやり直すことができます
マイクが一から出直すように、ハーヴィーもルイスも、という形で

何してもジェシカはとばっちりばかり受けてますね
何十件ものやり直し裁判に追われ、顧客からの信頼も落ちて、スタッフもいないわけですし、パートナーたちがクライアントを奪っていくでしょうし、前途多難ではありますけどね

刑務所に入ったマイクはどういう動きを見せる??
動きようもありませんが、物語には関与してくるはずとは思われます

ドラマ的には楽しみとはいえ、払った代償は多すぎますね
うーん、どうなっていくことか全く見えません
シーズン6こそは楽しみに普通に見ることができそうな気がします


という感じで、なんだかんだで感想の中心はマイクのことばかり。
彼の存在感というか、彼の罪が大きすぎたシーズン5ですね

見るのが苦しいところもありましたが、スーツはなんだかんだと面白いのでシーズン6も見ますよ!!