サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法

どうしても、気になって気になって仕方がないタイトルでした。
本当にうまいなと思いますし、本自体のデザインもとても印象に残ります。

No Second Lifeの管理人で、プロブロガーの立花岳志さんの5冊目の本です。
自分はRSSに登録している読者でもあります。




こんな本です


フリーになるにはどのような覚悟や準備が必要か、またサラリーマンの人は現状のままでいいのか、そういったことを問いかける本です。
立花さん自身がこうやって考えて実践してきた、ということが中心です。

具体的なビジネスの立ち上げやノウハウは一切書かれていません。
現状をしっかり理解し、どのような心構えで日々やっていったらいいのか、という指南書です。

「ワークスタイルに自由を与える」「他人に人生を支配されない」「好きなことを思いっきりやる」の3章構成になっています。

こんな人におすすめ


・仕事に対して意欲持てない人
・フリーを考えている人
・もっと上を目指している人

サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法

感想


1.現状から上を目指す

「独立してフリーを礼賛した本ではない」と立花さんがブログで記事にしたように、サラリーマンがだめと説いているわけではありません。
ただ、サラリーマンならサラリーマンの、フリーならフリーの良さがあり、立花さんはフリーがよいのでフリーの立場から書いている、そんな印象です。

フリーを目指すかは関係なく、まず今の仕事をきちんとやり、上を目指すべきです。
会社にいれば、先輩などからのフォローアップがあったり、責任をとってもらえたり、お金をもらえたり、そういったことの恩恵にあずかれます。
フリーはそれがないのだから、すべてを自分一人でやりこなせるだけの力が必要です。

ここには大きな溝があります。
だから、どっちがいいという問題ではなくて、自分がどういう生き方をしたいのか、それをきちんと考えよう。
そして、どんな生き方をしたとしても、志を高く持って生きていこう。

というメッセージのように思えます。

それはただなんとなくではなくて、「全ては自分で決めたこと」なんだという意識を持って日々を過ごすことにあると思います。
フリーを目指すにしても、何にしても、とにかくまずは上を目指して、いろいろなことができるだけのスキルや考え方をまず学ばないといけません。

サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法

2.好きなことを徹底的にやる

フリーを目指すためには、好きなことを徹底して突き抜けることが、結局のところ一番の近道ではないかと思います。
立花さん自身、書くことが好きで徹底的にやり続けたことで、ブログが人気になり、フリーの道が拓けたと書かれています。

「フリーになりたい」という人の中には、「何をやりたいのかわからない」人ってのは多くいるんじゃないでしょうか?
だから、ビジネス書を読んで、「独立するための具体的なビジネス」を探すけれども、いくら読んでも見つからない。
その答えがここにあると思います。

徹底してやることで見えてきたものが、フリーでやるべきこと

ではないかと。
つまり、何をしようと思っている人は、徹底してやりこんだものがない、情熱を傾けるものがない可能性があります。
まずはそこに意識を持っていく必要があります。
他の本で読んだのですが、「自分が時間を書けてやってきたこと」がフリーでやるものであることもあると。

そういうことがもしもないのであれば、1.で書いたように、自分のポジションよりも上を目指して仕事をするべきです。

サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法

3.コンフォートゾーンを変える

立花さんのブログを見て、意識し始めたのは「コンフォートゾーン」です。
本書の中でも、ずいぶんページを割かれています。

コンフォートゾーンとは、いつもどおりで安心な領域のことで、日常生活での習慣や考え方です。

・料理を作るのが面倒なときはカップラーメンを食べるなどの食生活
・朝起きる時間
・仕事のやり方  などなど。

普段の行動は自分が快適を無意識に感じているわけで、それを変えられると苦痛が生じます。
急に早起きしろと言われれば嫌ですし、料理を普段作らないのに作れと言われれば嫌です。

つまり、日常生活の習慣が快適なので、それを安易に変えられないということです。
成長するためには、このコンフォートゾーンを意識的に変える必要があります。

スモールスッテプでもいいので、とにかく30日間続けること。
習慣が変わると、日々の積み重ねが変わり、長い目で見ると大きな変化になります。

そうした目で自分の生活を見つめるとわかってくることが多いです。
その時に「自分はこんなコンフォートゾーンに浸かっているのか」と。

サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法

4.下準備の大切さ

なんでもそうですが、下準備が大切です。
背負うものがたくさんあればそれはなおさらのことで、立花さんも安易に独立するべきじゃないと言っています。

慎重なくらいに、準備に準備を重ねて、そのことが「勝負」にならないようにと説いています。
決断と無計画が違うように、自分の中で絶対負けない、という自信がつくまでは「決断」をするべきではないと。

この辺は個人の価値観の問題になるとは思うのですが、著者の言われるくらいにはなっておきたいのも事実です。

会社が嫌で辞めて独立する人にとっては、ゴールですが、自分の練った計画を実行するために仕事を辞めるのはスタートです。
フリーになることはゴールではなく、スタートであることを強調しています。

サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法

終わりに


本書は立花さんの情熱が余すところなく入ったものになっています。

そのためか、フリー礼賛の本ではないと言うものの、著者自身がフリーの立場の良さを強調してます。(片一方だけを持ちあげるということは、もう片方は下げられてるものと同じです)
また、そもそも本書自身がフリーという言葉がひっかかる人をターゲットにしたものですから、読者の受け取りは「フリーを目指せ」と受け取られても仕方はないのかなと、正直読んで思いました。

でも、そんなことはどうでもよくて。

自分が今の場所でどのような気持ちで、どのような姿勢でやっていくかが問題です。
本書で知識を得たなら、それを日々の生活に活かすだけ、アイディアに使うだけ。
そして、必要な決断は自分で判断することです。


だから、どういう立場で書かれていようと、自分で価値を判断したらいいと思います。