ハンニバル シーズン3-13話「羊の怒り」のネタバレ感想

Huluで海外ドラマをゆったりと見ています。
今回は、ハンニバル シーズン3-13話「羊の怒り」のネタバレ感想です。





ということで以下ネタバレ注意です。





フランシスは、誘拐したリーバに命令をして家に鍵をかけさせる
「このままでは、彼は君を噛み殺す」と。
だから、渡せないので、彼女を自分が殺すと。

家にガソリンをまいて、火をつける
しかしながら「君が焼け死ぬのを見ていられない」とフランシスは散弾銃で自らの頭を撃つ
その銃声を聞いて、リーバは目が見えないながらも、家から必死に脱出する
こうして、レッドドラゴンの件は終わる

事件が解決し、家族の元へ帰ろうとするウィルはハンニバルにあう
「あんな事件があったら元には戻れない。家族とギクシャクしたら私を思い出せ」とハンニバルは言う

ウィルは「あなたはあえて捕まった、ぼくに居場所を伝えるために。ぼくが拒絶しなければ、あなたは捕まらなかった」とハンニバルが自ら捕まった理由を言い当てる。


事件がすべて終わってモーテルの部屋で休もうっとしたところ、何とフランシスに襲われてしまう
なんと死を偽装していたのだった。
フランシスの望みは、誰かと分かち合いたいのだった。

ハンニバルこそ、その分かち合う相手だと考えていた
ウィルはハンニバルのことを「お前が変えるべき相手だ」と提案し、彼は興味を持ち「どうしたら会える?」と聞く。

FBIの実況見分によって、フランシスの自作自演がばれてしまう
リーバが盲目であることを利用して、一芝居打って、ガソリンスタンドの店員を自分に見立てていた。

ウィルはフランシスと会ったことを伏せて、ジャックに今度はハンニバルをえさにして、フランシスをおびき出すことを提案する
彼の作戦では、拘置所に移る途中にハンニバルが脱走したことにして、フランシスをおびき出し、そしてFBIの力で2人とも殺してしまおうというものだった

ウィルはベデリアに「覚悟はいいか? 彼がやってくるぞ!」と脅すようなことをいう

アラーナがハンニバルをえさにする代わりに、特権を復活させるという取引を持ちかけ、最後にウィルがとどめの「あなたが必要だ、ハンニバル。頼むよ」の言葉をかける
ハンニバルは快諾する

ハンニバルから殺す予告されているアラーナは、この作戦が実行される前に海外にマーゴ、子どもとともに逃亡する

ハンニバルの移送作戦が開始される。
ハンニバル、ウィル、護衛を乗せた車と前後の警察官の車。
その車列に警察車両が近づいてきて、発砲始める

運転しているのはフランシスだった
彼は警官を全員殺し、ハンニバルを逃走させるが、彼自身はハンニバルの前に姿を表さない
ウィルとハンニバルは、警察の車で、ハンニバルの別荘に行く
そこでワインを開けたところで、フランシスにハンニバルが腹部を撃たれてしまう
そうして、ビデオ撮影を始めようとしたところで、ウィルがナイフを取り出そうとするが、フランシスに先に刺される

差し返すウィル。
襲いかかってくる犯人に、ハンニバルも反撃を開始する
何とかお互いに刺されながら、ウィルとハンニバルが協力して、フランシスを殺害する
倒れたフランシスは、首から派手に血を流し、その流れ出た血液は竜の翼のように広がる

重症の2人
ハンニバルがウィルに手をかし、「これが君のために願っていたことだ」と。
ウィルは「素晴らしいよ」と抱き合い、崖から2人で落ちる。


3人がけのテーブルで、ベデリアは自身の足を切り落として調理したものを置き、恍惚の表情を浮かべる。





ウィルとハンニバルの恋物語というオチだったのかもしれませんね
レッドドラゴンなどでできましたが、これは全く関係なく、どうでもいい存在でしたね・・・。
ハンニバルが捕まったのは、ウィルが彼のことを諦めたからであり、つまり、振られたわけで、その気持ちを呼び止めておくために、あえて居場所をわからせておくため、という強烈な執着心だったのですね

ハンニバルからすると、どう終わっても自分は外部に影響をもたらすことができるし、なんでもしようと思ったらできると考えていたのでしょう
ウィルの気持ちが自分に戻ってきたら、そこから脱走することも可能だと計算していたと思われます

ハンニバルを囮にした作戦は、ウィルが言い出したものであり、ウィルはFBIにフランシスにあったことは黙っていたために、要は護送中にフランシスにわざと襲わせるために、情報をリークしていたのだと思われます
それゆえに、ジャックの意表をつくことが可能であり、ハンニバルを無事に逃がすことに成功しました

2人は別荘でフランシスを待ち構えて返り討ちにするつもりだったのではないかなと思いますが、そうはならず、友のために命を落とすという究極の愛の形を最後に実らせました。

このドラマにおいて、ウィルというのはシーズン1では、犯人を追い詰めていくという位置付けでしたが、その独特な捜査手法から、犯人を理解して、犯人と同化していくような形になったと思います
シーズン2では、そうした同化が進んでいき、複雑な精神を持つハンニバルにひかれて行き、現実の思いと心の奥底の思いが葛藤を起こして、不思議な行動に駆り立てました

シーズン3では、ウィルの心が離れたように思いましたが、それは一時の心の迷いであり、それはよく恋にあるような、そうしてまた元の鞘に戻るというそんな現象だったのかもしれません







善悪で考えると、ウィルはFBIをいいように利用して、ハンニバルとの駆け落ちをしたようなもので、主人公でありながらも犯罪者のような位置付けになっているように思います
物語の主軸は、この善悪にあるのではなくて、2人の恋模様だと思うと、複雑でありながらも純粋な思いだったのかもしれませんね
ハンニバルとウィルはFBIに協力しつつも、自分たちのやりたいように周囲を操作していたともいえます

そんなウィルのことを一定の理解もしつつ、自分のいいように利用しようとしたのがジャックという存在だと思います


驚かされるのは、最後のシーンですね。
ベデリアが自らの足を調理して、ハンニバルがやってくるのを待っています
ただ、ここで気をつけたいのは、イスがあと2脚あるということです

それに、時間系列が同じでないかもしれないのです
つまり、ハンニバルとウィルは海に落ちたかもしれませんが、死んだわけではなく生き延びた可能性もあります
その2人が帰っていく場所として、ベデリアの元があり、彼女は2人を迎えるために、足を切り落として調理して、歓迎をしているのかもしれませんね

これはこれで、彼女のゆがんだ愛の証になろうかと思います
彼女が最後に見せているのは、そのゆがんだ愛が見せる恍惚の表情だのかもしれませんね
この推測が正しいかどうかはわかりませんが、何らかの意味のあることであり、もともと打ち切りは決まっていましたが、シーズン4に繋がるものであるようにも思います


アラーナは、ハンニバルに恋をして、その結果として人格が変わるほどに損傷をおってしまいましたが、最後は同性愛に気づき、幸せになったのだと思います
これはこれで、不思議な愛の形を実行していますよね

ジャックは、途中でベラに薬を盛って安楽死させたという疑いを持たされていますが、それがはっきりしていません
これも一つの愛としてあるのかなと思います

途中から全く登場しなくなった千代さんですが、遠くから見守っているというのも一つの愛なのかもしれません


という風な形で考えてみると、このドラマでは精神異常者を取り扱いながら、いろんな愛の形をその中で表現していたのかもしれませんね
この辺は解釈が異なる部分だと思いますが、犯人を捕まえてよかったというようなドラマではないといな間違いないですね

そうした犯人たちは、主人公たちの愛の物語を完成させるためへのパーツにすぎない、そんな位置付けかもしれません
不思議なドラマでした