書評:本を読む本~読書スキルについて学ぶ本

読書を幅広く行っていると何回か出会う本が「本を読む本」です。

1997年の書籍で、今なお、読書のためのバイブルとして人気があります。
いわゆる名著です。



一部を抜粋して見ると、

読書には、情報を得るための読書と理解を深める読書とがある。
読むという行為には、ともかく積極的行為が必要で、受け身の読書などありえない。
読むことは学ぶことである。教わることと発見することとの違い


などと読書技法について熱く語られた本なのがわかります。そして、読書には4つのレベルがあると説明します。
驚くのは、ほとんどの方がおそらくレベル1の段階であるということ。

読書の4つのレベル
1.初級読書
2.点検読書
3.分析読書
4.シントピカル読書


おそらく多くの方は読書といえば、最初から最後まで受け身的に読むことだと考えているはずです。
それが1.初級読書です。

レベル2の点検読書になると、下読み、表題などから構造を読むなどのスキルを用いて積極的な読書となっていきます。
本書ではレベル3に重きがおかれ、ページもかなり割かれています。



読み進めながら、自分の読書レベルが低いことにショックを受けつつも、結局のところは積極的に読むということはどういうことなのか、読書スキルとはどういうものなのかを考えさせられます。


多くの本から学ぶためには、この読書スキルが必須です。
本書を読んだからといってスキルが身につくわけもなく、単純にスキルを身につける練習を積み重ねないといけません。
そうした気付きを得るための1冊と捉えるといいと思います。

そしてひたすらに読書スキルを磨くための読書をする。

本書は外国人特有の書き方なので、正直読みづらく、挫折してしまいそうになります。
ですので、読書は目的を持って読む、時間を制限して読む、必要なところだけ読む、といったことに挑戦している方には不要かもしれません
読書を積極的にする、ということを知りたい人向けです。


もっと上に行きたい、もっと勉強したいという時に読書は最善の手段だと思います。しかし、時間が有限であるという壁が立ちふさがります。
もしも、読書スキルを身につけたなら、さらに多くの著者と出会い、深く学ぶことが可能になります。

読書はスキル。改めて、この考えを持って読書を進めたいと思います。