写真がうまく撮るには、まず「構図」の勉強から

こんにちは、Moriです。


一眼レフを日々使っていますが、特に外で撮るようになって

全然上手く撮れない・・・・


というのが大きな悩みです。
すごく感銘を受ける風景なのに、それをカメラで撮るとさっぱり・・・毎回、この繰り返しです。

それはどうしてか・・・レンズのせいにしている部分もありましたが、結局は構図なんですね。



という風に思わせてくれるのは、この本に出会ったから。


数冊しかこの手の本を読んだことはありませんが、これはすごいです。
構図の基本をしっかりと教えてくれます。

だもんで、F値、ISO、シャッタースピードという情報はないんです。
いかに撮るかに焦点化されてあります。

読んだあとに思うのは、F値、ISO、シャッタースピードってのはどうでもよくて、とにかく主題に合わせてきちんと撮る「構図」がなければ意味がないってことです。

衝撃を受けました。


・・・それほど、撮り方をわかっていなかったってことです。


すこしばかり学んだことをまとめていきます。


1.主題がはっきりしていますか?

写真を撮るときに撮りたい「主題」があるはずです。
ですから、撮ったどの写真にも主題があり、それを説明できるはずなんです。

が、実際はどうでしょう。

「なんとなく撮った」ことがあまりにも多くありませんか?
良い風景だと思ったから撮ったでは、主題がはっきりせずに意味不明な写真になります。

また、主題のほかに副題がある場合もあり、その強弱がはっきりしないと主題がボケてしまいます。


つまり、写真を取るときには「主題」を明確にしましょう。
そして、その主題の特徴を活かした取り方が必要です。

状況に応じて、余計な部分をあとでトリミングするフレーミングの技を使うこともあります。何でもかんでも収めておけばいいということでもありません。




2.基本の構図を知ろう

被写体に選ぶものが「動」なのか、「静」なのか。
例えば、動物は「動」です。建物は「静」です。

ここに構図をプラスするわけですが、構図にも「動」と「静」があります。
この組み合わせを意識して撮らないと写真としておかしくなります。

被写体+構図 の組み合わせを考える。これが写真の大事な要素です。


1)安定の「三角構図」

三角構図は構図法の原点で、写真に安定感を与える「静」の構図です。
底面の地の部分が大きく描かれ、上面の天に向けて三角形になっているのが三角構図です。

「静」の構図なので、静物、富士山、建物などの「静」が合います



2)強い安定感と視線集中の「日の丸構図」

日の丸構図も安定・安心の静の構図です。
日の丸のように絵の中心にメインの被写体がある構図で、中央に強烈な視線集中を起こします。

被写体の魅力が弱いと構図に負けてしまいます。

基本は静ですが、蝶のような「動」の被写体が止まった瞬間などを切り抜き、動の中の静扱いにして撮ることも可能です。




3)本能的に美しいと感じる「シンメトリー構図」

シンメトリーとは、上下、左右に対照という意味で、湖に浮かんだ風景などがシンメトリーの構図になり、昔から美を感じさせる構図となっています。
分割面が水平、もしくは垂直であるので、安定・安心を現す静の構図です。
静かな湖面、並木道などの静物との組み合わせがいいです。


4)リズム感や躍動感を表現する「対角線構図」

対角線構図は「動」を表す構図です。
水平垂直の安定の状態から傾け、安定感を崩すと「動」の表現になります。

動の構図ですから、被写体も動のものを選びます。
車は斜めで撮るといいわけですね。

なお、傾ける角度は対角線上、45度付近にします。


5)静止物に動きや力強さを与える「押しの構図」

対角線構図の発展形で、力の方向を加味したものが押しの構図です。

手前は大きく奥に従い小さくという遠近感や、一方向に集中していく収れん効果を利用します。
静のものを動扱いに撮る構図でもあります。



6)視線の誘導

人は連続しているもので、大きいものから小さいものへ視線が移動します。
太いものから細いものへ、そして、線を目で追うという心理があります。
これを利用して、視線誘導をして写真を効果的に、隅々までみてもらう構図です。

雲や道、規則的に置かれたものなどに利用できます。


7)分割線利用して撮る「三分割構図」

画面を縦・横それぞれ3分割線を引き、その交点や面を利用して撮る構図です。
この構図を利用することで、主題をはっきりさせたり、空間をうまく利用したりできるようになり、構図を考えやすくもなります。


8)主題をはっきりさせる「引き算の構図」

主題を明確するためにいろないものを引いていくのが「引き算の構図」です。
以下のやり方を利用して、引いていきます。

・主題以外に不要なもの、人工物などを写り込まないようにする。
・被写体以外をぼかす。
・シルエットにする
・3分割を崩す





3.3カット撮りをしよう

上にまとめたように、写真は「被写体+構図」です。
この理解をした上で、撮る必要があります。

そのために何をどう撮るのかを決めたら、1枚だけで満足せずに3カット撮りましょう。
右から、左から、正面からという風に。

プレビューを見ながら、主題をどんどん明確にしていきます。
いきなりの決め打ちなんてできないんです。


終わりに

本書はとても勉強になる1冊でした。
まったく構図なんて考えてなかったと思い知らされます。


今までとってもひどい写真ばかり撮っていたことがようやくわかりました。


構図、構図というと、何か縛られたものを感じさせるかもしれませんが、この構図こそが先人たちの知恵が結集したものなんですよね。
効果的に見せるやり方なわけで、使いこなせるのがプロです。

本書にはシーン別構図サンプル137があり、ポートレート、人物、動物などの撮り方が詳細に載せてあります。
人物は身体が45度の開きをすると立体的に撮れるとか「へえ~~」の連続でした。


余談ですが、脳というのは頭で考えたことと経験したことを区別できない性質があるといいますから、こうした本を読むことで、自分がそうやって撮ったという経験値が脳にたまって成長できるとも思います。
一眼レフを持っている人にはぜひともおすすめしたい1冊です。